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Posted by Akira Hirota - 2007.06.17,Sun
(6/17 19:00Kick Off 綾瀬中野スタジアム)
SKU SSS
0 - 0
前半 0-0
後半 0-0
WOM
該当者なし
・九州ダービーとなるこの試合、リーグ戦では初対決となる。桜花杯での結果は忘れて新たなる一歩、と行きたいホームSKUは両サイドを切り落とした「奮激大車輪」陣形。一方SSSは最早お馴染み、奇策としての価値が薄れてきた感のある2バック。2バックが相見えるという、玄人なサッカーファンならそっぽを向くようなスタートとなった。
序盤からアウェーSSSが攻勢に出るという最近ではお馴染みの光景だが、枠を外しまくるのもまたお馴染み。SSSは良く攻めシュートまで打つのだがフィニッシュに精度がなく決定機を生かせない。ホームSKUが受けに回る展開だが、SSSも落とされているサイドを有効に使う攻めは見られず一本調子。シュート数こそ少ないがビッグチャンスはSKUの方が多く、しかしこれも決まらず。結局前後半ともペースそのものは変わらずスコアレスドロー。
SKUは縦に組んだ6ラインが上手く相手の攻勢を阻み、有効なシュートを打たせない展開に繋げられたが、もう少し積極的に攻勢をかけなければ勝ち点の上積みは難しい。ホームで防戦一方はやはり寂しい。
SSSは「走って前目でサッカーをする」プランを通すことを標榜しているが、今回のような場合、普段使用しないサイドからの揺さぶりがあれば結果は違ったのではないか。選手、監督とも柔軟性が求められる。
(拾)
SKU SSS
0 - 0
前半 0-0
後半 0-0
WOM
該当者なし
・九州ダービーとなるこの試合、リーグ戦では初対決となる。桜花杯での結果は忘れて新たなる一歩、と行きたいホームSKUは両サイドを切り落とした「奮激大車輪」陣形。一方SSSは最早お馴染み、奇策としての価値が薄れてきた感のある2バック。2バックが相見えるという、玄人なサッカーファンならそっぽを向くようなスタートとなった。
序盤からアウェーSSSが攻勢に出るという最近ではお馴染みの光景だが、枠を外しまくるのもまたお馴染み。SSSは良く攻めシュートまで打つのだがフィニッシュに精度がなく決定機を生かせない。ホームSKUが受けに回る展開だが、SSSも落とされているサイドを有効に使う攻めは見られず一本調子。シュート数こそ少ないがビッグチャンスはSKUの方が多く、しかしこれも決まらず。結局前後半ともペースそのものは変わらずスコアレスドロー。
SKUは縦に組んだ6ラインが上手く相手の攻勢を阻み、有効なシュートを打たせない展開に繋げられたが、もう少し積極的に攻勢をかけなければ勝ち点の上積みは難しい。ホームで防戦一方はやはり寂しい。
SSSは「走って前目でサッカーをする」プランを通すことを標榜しているが、今回のような場合、普段使用しないサイドからの揺さぶりがあれば結果は違ったのではないか。選手、監督とも柔軟性が求められる。
(拾)
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Posted by Akira Hirota - 2007.06.17,Sun
(6/17 14:00Kick Off ルーテシア・パーク)
WBL EWI
1 - 1
前半 1-0
後半 0-1
得点者
43分 11 井上(WBL)
88分 9 鬼澤(EWI)
警告
29分 3 橘(EWI)
WOM
鬼澤(EWI)
終了間際に追いついての引き分けは勝ちに等しい、といっていい。得点王トップに躍り出るゴールでチームに勝ち点1をもたらした。
・目下無得点未勝利と不振を極めるWBLはCFを全て切ったが、森井、加藤、佐野倉、松浦、陽ノ下とスピードに優れるタイプを各ブロックに配しどこからでも飛び出せる構え。EWIは音無に代えて遠藤を右に使う以外はあまり従来と変わらない陣形で臨んだこの一戦。
前半はお互いシュートも少ない静かな立ち上がりのまま試合は進み、前半折り返しも見えた前半43分。右を駆け上がった陽ノ下のクロスをニアに詰めた井上がエリアに入るかどうかの位置から頭で合わせてWBL待望の先制点、無得点にピリオドを打ち前半終了。
後半になると仕掛けの部分では優勢だったEWIがその傾向を強め、攻勢を加速させる。WBLも初勝利を目指してGK八重を中心によく堪え忍んだがその忍耐は残り二分で報われないものとなる。藤崎の浮きパスに鬼澤が反応、これはDF3人が押さえに行ったがこの混戦の中から鬼澤がシュートを放ちこれが決まる。そして試合終了。
WBLは今回上手く嵌ったが、井上一人にパス出しからゴールまで、といった役割を集中させすぎるのはどうか。この数試合ボールを上手くキープできていないが、守備の要素である「ボールを奪う」「ゴールを守る」のうち、「ボールを奪う」バランスが低く、ポゼッションを保てなくなっているのが気になる。
EWIは終了間際によく追いつき勝ち点を得たが、攻撃が鬼澤一本なのは気がかり。それでも絶対的なエース不在よりは遥かにマシではあるが…、また神戸が怪我がちということもあり、神戸のバックアップは常に考えておく必要がある。
またEWIの鬼澤ゴール時にWBL北見監督が激昂、そのときの言動により退席処分を受け、次節は麻生ヘッドが指揮を取る。未だWBLはリーグ戦で未勝利のデリケートな状態であり、また北見監督のチーム内における求心力を考えても、軽率な言動だとの謗りは免れないだろう。
(拾)
WBL EWI
1 - 1
前半 1-0
後半 0-1
得点者
43分 11 井上(WBL)
88分 9 鬼澤(EWI)
警告
29分 3 橘(EWI)
WOM
鬼澤(EWI)
終了間際に追いついての引き分けは勝ちに等しい、といっていい。得点王トップに躍り出るゴールでチームに勝ち点1をもたらした。
・目下無得点未勝利と不振を極めるWBLはCFを全て切ったが、森井、加藤、佐野倉、松浦、陽ノ下とスピードに優れるタイプを各ブロックに配しどこからでも飛び出せる構え。EWIは音無に代えて遠藤を右に使う以外はあまり従来と変わらない陣形で臨んだこの一戦。
前半はお互いシュートも少ない静かな立ち上がりのまま試合は進み、前半折り返しも見えた前半43分。右を駆け上がった陽ノ下のクロスをニアに詰めた井上がエリアに入るかどうかの位置から頭で合わせてWBL待望の先制点、無得点にピリオドを打ち前半終了。
後半になると仕掛けの部分では優勢だったEWIがその傾向を強め、攻勢を加速させる。WBLも初勝利を目指してGK八重を中心によく堪え忍んだがその忍耐は残り二分で報われないものとなる。藤崎の浮きパスに鬼澤が反応、これはDF3人が押さえに行ったがこの混戦の中から鬼澤がシュートを放ちこれが決まる。そして試合終了。
WBLは今回上手く嵌ったが、井上一人にパス出しからゴールまで、といった役割を集中させすぎるのはどうか。この数試合ボールを上手くキープできていないが、守備の要素である「ボールを奪う」「ゴールを守る」のうち、「ボールを奪う」バランスが低く、ポゼッションを保てなくなっているのが気になる。
EWIは終了間際によく追いつき勝ち点を得たが、攻撃が鬼澤一本なのは気がかり。それでも絶対的なエース不在よりは遥かにマシではあるが…、また神戸が怪我がちということもあり、神戸のバックアップは常に考えておく必要がある。
またEWIの鬼澤ゴール時にWBL北見監督が激昂、そのときの言動により退席処分を受け、次節は麻生ヘッドが指揮を取る。未だWBLはリーグ戦で未勝利のデリケートな状態であり、また北見監督のチーム内における求心力を考えても、軽率な言動だとの謗りは免れないだろう。
(拾)
Posted by Akira Hirota - 2007.06.10,Sun
(6/10 14:00Kick Off 綾瀬中野スタジアム)
SKU EWI
0 - 1
前半 0-1
後半 0-0
得点者
4分 9 鬼澤(EWI)
WOM
鬼澤(EWI)
・数字的に見るとリーグ随一のキーパー速水から奪った開始早々のゴールは貴重。その後雨霰と浴びせたシュートがSKUゴールを割らなかった事実がそれを物語っている。
・SKUは今日からのホーム2連戦が終わるとアウェー4連戦が待っていることもあり、ホームで勝ち点を積み上げておきたい。EWIも上位生き残りには落とせない試合だ。
開始早々に試合は動いて前半4分。横に狭いことからサイドの脆い祝融布陣の左を攻め上がった音無のクロスを鬼澤が頭で押し込んでEWI先制。SKUの今回の布陣はどうしてもサイドが脆く、終始そこを突かれる展開に。GK速水の踏ん張りもあってこれ以上の追加点は許さなかったが、攻撃でも見せ場は作れないまま後半へ。
後半もEWIが攻め、SKUがそれを受けるという構図は変わらないままに試合は進み、SKUは途中から渡井を投入して3トップに出るがゴールは遠く、このままタイムアップ。
SKUは試合毎に布陣を代えてくるエンターテナー振りを発揮しているが、ある程度固定して連携とシステムの熟成を図る必要があるのではないか。GK速水、DMF早乙女、CMF難波と人材がいないわけでもなく、「魅せる」ばかりでなく勝利を「見せる」こともサポーターには必要だろう。
EWIは勝って上位戦線に踏み止まる結果を得たが、これだけ圧倒した内容で1点はやや寂しいところ。左のキーマン音無不在の次節は正念場となる。
(拾)
SKU EWI
0 - 1
前半 0-1
後半 0-0
得点者
4分 9 鬼澤(EWI)
WOM
鬼澤(EWI)
・数字的に見るとリーグ随一のキーパー速水から奪った開始早々のゴールは貴重。その後雨霰と浴びせたシュートがSKUゴールを割らなかった事実がそれを物語っている。
・SKUは今日からのホーム2連戦が終わるとアウェー4連戦が待っていることもあり、ホームで勝ち点を積み上げておきたい。EWIも上位生き残りには落とせない試合だ。
開始早々に試合は動いて前半4分。横に狭いことからサイドの脆い祝融布陣の左を攻め上がった音無のクロスを鬼澤が頭で押し込んでEWI先制。SKUの今回の布陣はどうしてもサイドが脆く、終始そこを突かれる展開に。GK速水の踏ん張りもあってこれ以上の追加点は許さなかったが、攻撃でも見せ場は作れないまま後半へ。
後半もEWIが攻め、SKUがそれを受けるという構図は変わらないままに試合は進み、SKUは途中から渡井を投入して3トップに出るがゴールは遠く、このままタイムアップ。
SKUは試合毎に布陣を代えてくるエンターテナー振りを発揮しているが、ある程度固定して連携とシステムの熟成を図る必要があるのではないか。GK速水、DMF早乙女、CMF難波と人材がいないわけでもなく、「魅せる」ばかりでなく勝利を「見せる」こともサポーターには必要だろう。
EWIは勝って上位戦線に踏み止まる結果を得たが、これだけ圧倒した内容で1点はやや寂しいところ。左のキーマン音無不在の次節は正念場となる。
(拾)
Posted by Akira Hirota - 2007.06.10,Sun
(6/10 14:00Kick Off モナコ・スタジアム)
FCH WBL
3 - 0
前半 0-0
後半 3-0
得点者
52分 13 氷堂(FCH)
72分 14 陽ノ下(FCH)
78分 21 鬼澤(FCH)
警告
46分 6 桂木
WOM
氷堂(FCH)
・突然の出番だったが、藤崎の穴を埋めてその上に山を作るくらいの大活躍。禍福は糾える縄の如し、を地で行った。
・今なお低迷を続ける両チームとあってお互いこの相手には勝っておきたいという思いは強い。FCHはバルサシステムをすっぱりあきらめて3-4-3に、WBLは良くなかったながらも我慢して前節と同様のシステムを継続と対応は別れたがこれがどう出るか。
まず前半、ホームの利を生かしてFCHがボールをキープするがフィニッシュには至らない。前半24分、FCHは負傷の藤崎を引っ込めざるを得なくなり、暗雲が立ち込める。ただWBLも選手個々の能力は高いが奪い、潰しといったいわゆる「汗っかき」がいないため中盤でボールを奪えず、バックラインで跳ね返すしかない状態でチャンスを作れない。双方低調なままで前半折り返し。
後半開始すぐに試合は動く。後半7分、右サイド深いところからのフィードに氷堂が反応、抜け出して一対一。これを確実に決めてFCH待望の先制点。さらに20分後にはFKからの零れを陽ノ下、さらに6分後には氷堂の突破から出たスルーパスを鬼澤と、これまでの鬱憤を晴らすかのようなゴールラッシュでFCHが試合をものにした。
FCHは勝利したものの怪我の功名、の側面が強いのは否定できないところ。ただ藤崎、鬼澤はどちらも足元に貰いたがるタイプということもあって、動ける氷堂がもたらした今回の結果は今後の起用の指針にはなるだろう。
WBLは無得点ということもあってFWがその責を問われがちだが、シュートが少ないことよりチャンスメイクの部分を問題にする必要があるのではないか。昨季の3-4-3、あるいは内容の良かったPSMでの陣形に立ち戻るというのも一考だろう。八重のCB起用も、能力が高いのは間違いないが本職の波多野、碧川を差し置かなければならないほどかというと疑問は残る。
(拾)
FCH WBL
3 - 0
前半 0-0
後半 3-0
得点者
52分 13 氷堂(FCH)
72分 14 陽ノ下(FCH)
78分 21 鬼澤(FCH)
警告
46分 6 桂木
WOM
氷堂(FCH)
・突然の出番だったが、藤崎の穴を埋めてその上に山を作るくらいの大活躍。禍福は糾える縄の如し、を地で行った。
・今なお低迷を続ける両チームとあってお互いこの相手には勝っておきたいという思いは強い。FCHはバルサシステムをすっぱりあきらめて3-4-3に、WBLは良くなかったながらも我慢して前節と同様のシステムを継続と対応は別れたがこれがどう出るか。
まず前半、ホームの利を生かしてFCHがボールをキープするがフィニッシュには至らない。前半24分、FCHは負傷の藤崎を引っ込めざるを得なくなり、暗雲が立ち込める。ただWBLも選手個々の能力は高いが奪い、潰しといったいわゆる「汗っかき」がいないため中盤でボールを奪えず、バックラインで跳ね返すしかない状態でチャンスを作れない。双方低調なままで前半折り返し。
後半開始すぐに試合は動く。後半7分、右サイド深いところからのフィードに氷堂が反応、抜け出して一対一。これを確実に決めてFCH待望の先制点。さらに20分後にはFKからの零れを陽ノ下、さらに6分後には氷堂の突破から出たスルーパスを鬼澤と、これまでの鬱憤を晴らすかのようなゴールラッシュでFCHが試合をものにした。
FCHは勝利したものの怪我の功名、の側面が強いのは否定できないところ。ただ藤崎、鬼澤はどちらも足元に貰いたがるタイプということもあって、動ける氷堂がもたらした今回の結果は今後の起用の指針にはなるだろう。
WBLは無得点ということもあってFWがその責を問われがちだが、シュートが少ないことよりチャンスメイクの部分を問題にする必要があるのではないか。昨季の3-4-3、あるいは内容の良かったPSMでの陣形に立ち戻るというのも一考だろう。八重のCB起用も、能力が高いのは間違いないが本職の波多野、碧川を差し置かなければならないほどかというと疑問は残る。
(拾)
Posted by Akira Hirota - 2007.06.10,Sun
(6/10 14:00Kick Off マグパイ・パーク)
SSS SCM
0 - 2
前半 0-0
後半 0-2
得点者
61分 20 若林(SCM)
72分 20 若林(SCM)
警告
80分 94 清水(SSS)
90分 36 秋穂(SSS)
WOM
若林(SCM)
・双方ターンオーバーの手抜き感が漂う中、きっちり結果を出し首位進出に貢献した。
・このカードが首位決戦になる、というのも開幕前には想像が付かなかったのではないか。第4節注目の一戦となったがSSSは清水を、SCMは神条、宗像を落したメンバー。控えの質が問われる。
清水不在ながらホームの利を生かすSSS、前半から積極的に仕掛けるがフィニッシュの精度が悪くチャンスに繋がらない。だがSCMは前半のうちにシュートを打つことも出来ず、SSS優勢と見えたがスコアレスのままで折り返し。
後半になって、攻めあぐねたSSSに焦りが出たか、セカンドを拾えず攻められ、SSSが受けて立つ展開に。こうなると「前でサッカーをする」SSSのプランは破綻を見せ、SCMが前に出る。そしてその綻びを得点に結びつけたのが後半16分。本田がDF裏に放り込み、左から切れ込んだ若林がダイレクトで決めてSCM先制。10分後にはエリア手前の混戦からまたも若林が今度はミドルで決めて追加点、試合を決定付けた。
SCMはシュート数こそ相手より少なかったものの少ない決定機を確実に得点に結びつけて単独首位。無失点で無敗と今のところ死角なし、しかも主力を温存してアウェーでの勝利と文句を付けたらバチの当たる結果。
SSSはスタッツこそ劣らなかったがフィニッシュの精度が大きく明暗を分けた。トップ下白雪がほとんど消えていたのも計算外で、このシステムに関しては機能したとは言い難い。テストも結構だが首位決戦にわざわざ、の悔いは残る。
またこれは試合とは直接関係ないが、第二回桜花杯で決勝を戦い、また上位2チームでもある両チームが「ターンオーバー」の名の下に主力を隠してしまうのは如何なものか?アウェーSCMはまだしも、ホームSSSは興行という側面からもしてはいけないことだったのではないか?筆者の隣から漏れ聞こえた会話だが、子供に清水が出ないのは何故か、と問われ返答に窮する両親がいたことはここに明記しておく。
(拾)
SSS SCM
0 - 2
前半 0-0
後半 0-2
得点者
61分 20 若林(SCM)
72分 20 若林(SCM)
警告
80分 94 清水(SSS)
90分 36 秋穂(SSS)
WOM
若林(SCM)
・双方ターンオーバーの手抜き感が漂う中、きっちり結果を出し首位進出に貢献した。
・このカードが首位決戦になる、というのも開幕前には想像が付かなかったのではないか。第4節注目の一戦となったがSSSは清水を、SCMは神条、宗像を落したメンバー。控えの質が問われる。
清水不在ながらホームの利を生かすSSS、前半から積極的に仕掛けるがフィニッシュの精度が悪くチャンスに繋がらない。だがSCMは前半のうちにシュートを打つことも出来ず、SSS優勢と見えたがスコアレスのままで折り返し。
後半になって、攻めあぐねたSSSに焦りが出たか、セカンドを拾えず攻められ、SSSが受けて立つ展開に。こうなると「前でサッカーをする」SSSのプランは破綻を見せ、SCMが前に出る。そしてその綻びを得点に結びつけたのが後半16分。本田がDF裏に放り込み、左から切れ込んだ若林がダイレクトで決めてSCM先制。10分後にはエリア手前の混戦からまたも若林が今度はミドルで決めて追加点、試合を決定付けた。
SCMはシュート数こそ相手より少なかったものの少ない決定機を確実に得点に結びつけて単独首位。無失点で無敗と今のところ死角なし、しかも主力を温存してアウェーでの勝利と文句を付けたらバチの当たる結果。
SSSはスタッツこそ劣らなかったがフィニッシュの精度が大きく明暗を分けた。トップ下白雪がほとんど消えていたのも計算外で、このシステムに関しては機能したとは言い難い。テストも結構だが首位決戦にわざわざ、の悔いは残る。
またこれは試合とは直接関係ないが、第二回桜花杯で決勝を戦い、また上位2チームでもある両チームが「ターンオーバー」の名の下に主力を隠してしまうのは如何なものか?アウェーSCMはまだしも、ホームSSSは興行という側面からもしてはいけないことだったのではないか?筆者の隣から漏れ聞こえた会話だが、子供に清水が出ないのは何故か、と問われ返答に窮する両親がいたことはここに明記しておく。
(拾)
Posted by Akira Hirota - 2007.06.10,Sun
(6/10 14:00Kick Off ポートフェリオ)
HAN TLS
1 - 1
前半 0-0
後半 1-1
得点者
58分 12 伊集院(HAN)
87分 24 安藤(TLS)
WOM
安藤(TLS)
・敗色濃厚の終了間際に起死回生の同点弾。元RMS勝ち点1を手繰り寄せた。
・ここまで3試合連続で引き分けといういわゆる「ドロー沼」に嵌った感のあるHAN、ホームでTLSと初顔合わせの一戦。高見、八重といった主力を休ませたがどうでるか。
前半は静かな立ち上がり。HANがボールを回しながら様子を伺い、TLSがそのカウンターを狙うという展開で、シュート数ではTLSが上回っていた。敵のゴールネットを先に揺らしたのはHAN、前半19分。FKを伊集院が競った零れを神条がヘッド…だがこれは戻りオフサイドを取られノーゴール。この後特に動きもなく後半へ。
試合が動いたのは後半13分。右サイド西本のクロスを神条がヘッド、これは防がれたがその跳ね返りを飛び込んだ伊集院が押し込んでHAN先制、今季初得点を挙げた。初勝利が何としても欲しいHANはこの後必死のディフェンス、中盤での凌ぎあいが続きHAN初勝利も見えた後半残り42分。フィールド中央でボールを奪った安藤が独走、立ち塞がったDF二人をかわして放ったミドルが決まり同点に。結局試合は引き分けとなった。
HANはまたもドローを伸ばした。今までは内容がいいながら得点がなかったが、今回は内容がよくないものの得点という難しい状態。決定力が上がった、と表現できなくはないが…。次節は高見、主人が戻るベストメンバーで首位SCMに待ったをかけたい。
TLSは終了間際に追いつくという「勝ちに等しい引き分け」。ただ勝ちに等しかろうが得られる勝ち点は1でしかなく、また次節は攻守に要となる音無、楠瀬を欠く厳しい展開となる。控えを含め、長いリーグ戦を戦う上での「チーム力」を問われる戦いとなる。
(拾)
HAN TLS
1 - 1
前半 0-0
後半 1-1
得点者
58分 12 伊集院(HAN)
87分 24 安藤(TLS)
WOM
安藤(TLS)
・敗色濃厚の終了間際に起死回生の同点弾。元RMS勝ち点1を手繰り寄せた。
・ここまで3試合連続で引き分けといういわゆる「ドロー沼」に嵌った感のあるHAN、ホームでTLSと初顔合わせの一戦。高見、八重といった主力を休ませたがどうでるか。
前半は静かな立ち上がり。HANがボールを回しながら様子を伺い、TLSがそのカウンターを狙うという展開で、シュート数ではTLSが上回っていた。敵のゴールネットを先に揺らしたのはHAN、前半19分。FKを伊集院が競った零れを神条がヘッド…だがこれは戻りオフサイドを取られノーゴール。この後特に動きもなく後半へ。
試合が動いたのは後半13分。右サイド西本のクロスを神条がヘッド、これは防がれたがその跳ね返りを飛び込んだ伊集院が押し込んでHAN先制、今季初得点を挙げた。初勝利が何としても欲しいHANはこの後必死のディフェンス、中盤での凌ぎあいが続きHAN初勝利も見えた後半残り42分。フィールド中央でボールを奪った安藤が独走、立ち塞がったDF二人をかわして放ったミドルが決まり同点に。結局試合は引き分けとなった。
HANはまたもドローを伸ばした。今までは内容がいいながら得点がなかったが、今回は内容がよくないものの得点という難しい状態。決定力が上がった、と表現できなくはないが…。次節は高見、主人が戻るベストメンバーで首位SCMに待ったをかけたい。
TLSは終了間際に追いつくという「勝ちに等しい引き分け」。ただ勝ちに等しかろうが得られる勝ち点は1でしかなく、また次節は攻守に要となる音無、楠瀬を欠く厳しい展開となる。控えを含め、長いリーグ戦を戦う上での「チーム力」を問われる戦いとなる。
(拾)
Posted by Akira Hirota - 2007.06.03,Sun
(6/3 14:00Kick Off フェンスティエレ・スタジアム)
SCM FCH
3 - 0
前半 2-0
後半 1-0
得点者
7分 9 桐屋(SCM)
19分 9 桐屋(SCM)
88分 18 陽ノ下(SCM)
警告
61分 9 桐屋(SCM)
WOM
桐屋(SCM)
イエローはご愛嬌だが開始20分で2点を叩き出す大活躍。特に先制点を導く一連の流れは「神の手」の人の5人抜きを髣髴とさせた。
目下勝ち点で首位に並んでおり、桜花杯からの好調を持続するSCMがその余勢を駆ってFCHをホームに迎え撃つ。FCHは前節の大敗を払拭すべく、キーワードは「バルサ」4-3-3に振ってきた。
前半開始早々に試合は動く。7分、桐屋がハーフライン付近から自分で持ち上がり、スルスル抜けてキーパーと一対一。最後はキーパーにもフェイント、技ありループでSCM先制。ポゼッション自体はほぼ互角だったが、FCHは生命線であるサイドからのドリブル突破を遮断されており、シュートに持っていけず、ペースをつかめないまま19分。橘のフィードに神条が抜け出してまたもGKと一対一。一度は二階堂も弾いたが、その後もう一度詰めていた桐屋、これをきっちり決めてSCM追加点。
こうなると試合はSCMのペースで、後半になるとFCHも藤堂の高さを軸に反攻を見せるがこれも及ばず。さらに終了間際にはセットプレーの零れを陽ノ下に決められて試合終了。
SCMは桐屋2得点もだが、ここまで出場がなかった陽ノ下が今季リーグ戦初出場で得点と、FWの枚数に計算が立ってきたのが何より大きい。守備陣も無失点と堅く、次節の首位攻防戦に向けて期待が高まる。
FCHは二試合続けて3失点と守備陣の乱調が目立つが、今日に関してはあれだけ一対一の局面を作られてはどうにもならない面がある。屈強さではリーグ随一といえるDF陣だが、キーパーとの連携、バイタルエリアのケアという部分の注意が必要。攻撃に関してはサイド攻撃が手詰まりのときのオプションが欲しい。
(拾)
SCM FCH
3 - 0
前半 2-0
後半 1-0
得点者
7分 9 桐屋(SCM)
19分 9 桐屋(SCM)
88分 18 陽ノ下(SCM)
警告
61分 9 桐屋(SCM)
WOM
桐屋(SCM)
イエローはご愛嬌だが開始20分で2点を叩き出す大活躍。特に先制点を導く一連の流れは「神の手」の人の5人抜きを髣髴とさせた。
目下勝ち点で首位に並んでおり、桜花杯からの好調を持続するSCMがその余勢を駆ってFCHをホームに迎え撃つ。FCHは前節の大敗を払拭すべく、キーワードは「バルサ」4-3-3に振ってきた。
前半開始早々に試合は動く。7分、桐屋がハーフライン付近から自分で持ち上がり、スルスル抜けてキーパーと一対一。最後はキーパーにもフェイント、技ありループでSCM先制。ポゼッション自体はほぼ互角だったが、FCHは生命線であるサイドからのドリブル突破を遮断されており、シュートに持っていけず、ペースをつかめないまま19分。橘のフィードに神条が抜け出してまたもGKと一対一。一度は二階堂も弾いたが、その後もう一度詰めていた桐屋、これをきっちり決めてSCM追加点。
こうなると試合はSCMのペースで、後半になるとFCHも藤堂の高さを軸に反攻を見せるがこれも及ばず。さらに終了間際にはセットプレーの零れを陽ノ下に決められて試合終了。
SCMは桐屋2得点もだが、ここまで出場がなかった陽ノ下が今季リーグ戦初出場で得点と、FWの枚数に計算が立ってきたのが何より大きい。守備陣も無失点と堅く、次節の首位攻防戦に向けて期待が高まる。
FCHは二試合続けて3失点と守備陣の乱調が目立つが、今日に関してはあれだけ一対一の局面を作られてはどうにもならない面がある。屈強さではリーグ随一といえるDF陣だが、キーパーとの連携、バイタルエリアのケアという部分の注意が必要。攻撃に関してはサイド攻撃が手詰まりのときのオプションが欲しい。
(拾)
Posted by Akira Hirota - 2007.06.03,Sun
(6/3 14:00Kick Off ディエトロモンティ)
TLS SKU
1 - 0
前半 1-0
後半 0-0
得点者
3分 11風間(TLS)
WOM
風間(TLS)
守備的なチームに必要なのは数少ないチャンスを得点に結びつけること。開始早々のセットプレーのチャンスを確実に決め、チームにリーグ戦初勝利をもたらした。
・新規参入同士、でありながら既に二回対戦が済んでおり、しかもそのうち一回は桜花杯三位決定戦とあってはもはや「新規参入」のくくりで呼ぶべきではないだろう。どちらも中位から上位への足がかりという意味でもここで勝ち点3が欲しいところ。注目された布陣はTLSが従来の守備的布陣、SKUはトランセル戦法。負傷の一文字強行出場がどう出るかが注目。
試合は開始早々に動く。3分、左からのフリーキックを風間が頭で決めてTLS先制。やはり引いて固めるトランセル戦法ではSKUも前に出れず、終始TLSの時間帯でゲームは進む。ただ逆撃を恐れてかTLSも積極的に前へ出る、という形ではなく淡々と前半終了。
後半も静かな出だしだったが、前半のうちに一文字の交代で交代枠にあまり余裕がなかったSKUは15分過ぎたあたりでツートップを総換え、局面の打開を図る。終盤にはサイドバックの攻め上がりからペースを掴んで反撃を見せたが時既に遅く、そのまま試合終了。
TLSはリーグ戦初勝利。やはり守備ベースの試合展開が板に付いており、先制してしまえば逃げ切れるというのはリーグ戦を戦う上で大きな武器になる。攻撃を牽引する牧原がPOM二回目と好調を持続しているのも好材料といえる。
SKUは守備的に振りながら開始早々の失点でゲームプランが破綻してしまった。かつて桜花杯でFCHを降し、また先の対戦でWBLを降すなどそのポテンシャルには計り知れないものがあるが、それがコンスタントに発揮できていないところが現状の問題点。
(拾)
TLS SKU
1 - 0
前半 1-0
後半 0-0
得点者
3分 11風間(TLS)
WOM
風間(TLS)
守備的なチームに必要なのは数少ないチャンスを得点に結びつけること。開始早々のセットプレーのチャンスを確実に決め、チームにリーグ戦初勝利をもたらした。
・新規参入同士、でありながら既に二回対戦が済んでおり、しかもそのうち一回は桜花杯三位決定戦とあってはもはや「新規参入」のくくりで呼ぶべきではないだろう。どちらも中位から上位への足がかりという意味でもここで勝ち点3が欲しいところ。注目された布陣はTLSが従来の守備的布陣、SKUはトランセル戦法。負傷の一文字強行出場がどう出るかが注目。
試合は開始早々に動く。3分、左からのフリーキックを風間が頭で決めてTLS先制。やはり引いて固めるトランセル戦法ではSKUも前に出れず、終始TLSの時間帯でゲームは進む。ただ逆撃を恐れてかTLSも積極的に前へ出る、という形ではなく淡々と前半終了。
後半も静かな出だしだったが、前半のうちに一文字の交代で交代枠にあまり余裕がなかったSKUは15分過ぎたあたりでツートップを総換え、局面の打開を図る。終盤にはサイドバックの攻め上がりからペースを掴んで反撃を見せたが時既に遅く、そのまま試合終了。
TLSはリーグ戦初勝利。やはり守備ベースの試合展開が板に付いており、先制してしまえば逃げ切れるというのはリーグ戦を戦う上で大きな武器になる。攻撃を牽引する牧原がPOM二回目と好調を持続しているのも好材料といえる。
SKUは守備的に振りながら開始早々の失点でゲームプランが破綻してしまった。かつて桜花杯でFCHを降し、また先の対戦でWBLを降すなどそのポテンシャルには計り知れないものがあるが、それがコンスタントに発揮できていないところが現状の問題点。
(拾)
Posted by Akira Hirota - 2007.06.03,Sun
(6/3 14:00Kick Off 摘美浜スタジアム)
EWI SSS
2 - 3
前半 1-1
後半 1-2
得点者
7分 11 音無(EWI)
9分 94 清水(SSS)
81分 15 松岡(SSS)
84分 18 桐屋(EWI)
90分 15 松岡(SSS)
警告
9分 17 御手洗(SSS)
14分 7 陽ノ下(EWI)
23分 19 天宮(SSS)
51分 6 山崎(SSS)
77分 4 小野寺 (SSS)
WOM
松岡(SSS)
記念杯初出場は途中出場ながら、勝ち越しとなるゴール二つ。清水に依存するSSS攻撃陣の光明となった。
・首位攻防戦は同時に先の桜花杯第一回戦の再現となった。Wボランチを欠くEWIは新システム「Lightning」でホームの利を生かし攻撃的に出る。
開始早々に先手を取ったのはEWI、7分。陽ノ下のキープから作ったチャンスに桐屋がシュート、これは一旦鞠川が弾いたがその零れは逆サイドに。そこに詰めていた音無がダイレクトで叩き込む。早々に「Lightning」の特色である3トップが生きた形となった。しかしSSSも反撃、それが二分後。中央に位置する美咲が早乙女に散らし、そのまま右を抜けてクロス。ファーに上がったボールを清水が頭で決めて同点。開始10分で双方が得点を挙げ、壮絶な打ち合いが予感されたが、その予感は別の意味で的中した。その後前半だけで両チーム合わせて3枚のイエローが乱れ飛び、試合は混迷の様相を呈してくる。得点後はアウェーながらSSSがペースを掴み、多くのシュートを浴びせるがゴールには至らず、同点のまま前半終了。
後半になるとお互いにペースダウン、壮絶な打ち合いの予感は外れた―この時点で誰もがそう思った。それは双方ベンチも同じ考えだったようで、交代に活路を見出すことになる。EWIは今日調子が今ひとつの鬼澤を下げて藤堂を入れ、パワープレーに持ち込む狙い。SSSは疲れの見える清水に代えて松岡を投入するが、松岡の実績を考えると勝ちに行くというよりは現状を維持する狙い。このままドロー、が双方の頭をかすめ―残り10分を切ったところでサッカーの神様の悪戯が始まった。高い位置からかけ続けたSSSのプレスがここで結実、エリア内で早乙女がボールをカットしてそのままシュート。これは野咲が反応して弾いたが跳ね返りを松岡が押し込んでSSS逆転に成功。だがEWIの執念と交代が実を結んだのはその3分後。途中投入の藤堂がDFと競り合い、ボールが零れる。その零れは転々と桐屋の前、即座の反応で押し込んで追い付く。だが終幕はロスタイム、美咲のフライスルーに松岡が反応してシュート、これはブロックされて上がり、それを競り合い。零れたところをもう一度押し込んで決勝点。開始10分と終了間際10分にエッセンスが詰まった試合はようやく終わった。
EWIは惜しい星を落としたが、攻撃に振った新システムは2得点を挙げており、一応の成功とみていいだろう。次節は綾崎、日向と帰ってくることもあり、以降の巻き返しを図る。
SSSは勝ったが、やはりアレクサンダーのいない守備陣の脆さが露呈した。ればたらは禁物ながら、EWIの二点目はアレクサンダーなら藤堂に当たり負けはしなかったのではないか。清水に疲労が見えるのも懸念材料だ。
(拾)
EWI SSS
2 - 3
前半 1-1
後半 1-2
得点者
7分 11 音無(EWI)
9分 94 清水(SSS)
81分 15 松岡(SSS)
84分 18 桐屋(EWI)
90分 15 松岡(SSS)
警告
9分 17 御手洗(SSS)
14分 7 陽ノ下(EWI)
23分 19 天宮(SSS)
51分 6 山崎(SSS)
77分 4 小野寺 (SSS)
WOM
松岡(SSS)
記念杯初出場は途中出場ながら、勝ち越しとなるゴール二つ。清水に依存するSSS攻撃陣の光明となった。
・首位攻防戦は同時に先の桜花杯第一回戦の再現となった。Wボランチを欠くEWIは新システム「Lightning」でホームの利を生かし攻撃的に出る。
開始早々に先手を取ったのはEWI、7分。陽ノ下のキープから作ったチャンスに桐屋がシュート、これは一旦鞠川が弾いたがその零れは逆サイドに。そこに詰めていた音無がダイレクトで叩き込む。早々に「Lightning」の特色である3トップが生きた形となった。しかしSSSも反撃、それが二分後。中央に位置する美咲が早乙女に散らし、そのまま右を抜けてクロス。ファーに上がったボールを清水が頭で決めて同点。開始10分で双方が得点を挙げ、壮絶な打ち合いが予感されたが、その予感は別の意味で的中した。その後前半だけで両チーム合わせて3枚のイエローが乱れ飛び、試合は混迷の様相を呈してくる。得点後はアウェーながらSSSがペースを掴み、多くのシュートを浴びせるがゴールには至らず、同点のまま前半終了。
後半になるとお互いにペースダウン、壮絶な打ち合いの予感は外れた―この時点で誰もがそう思った。それは双方ベンチも同じ考えだったようで、交代に活路を見出すことになる。EWIは今日調子が今ひとつの鬼澤を下げて藤堂を入れ、パワープレーに持ち込む狙い。SSSは疲れの見える清水に代えて松岡を投入するが、松岡の実績を考えると勝ちに行くというよりは現状を維持する狙い。このままドロー、が双方の頭をかすめ―残り10分を切ったところでサッカーの神様の悪戯が始まった。高い位置からかけ続けたSSSのプレスがここで結実、エリア内で早乙女がボールをカットしてそのままシュート。これは野咲が反応して弾いたが跳ね返りを松岡が押し込んでSSS逆転に成功。だがEWIの執念と交代が実を結んだのはその3分後。途中投入の藤堂がDFと競り合い、ボールが零れる。その零れは転々と桐屋の前、即座の反応で押し込んで追い付く。だが終幕はロスタイム、美咲のフライスルーに松岡が反応してシュート、これはブロックされて上がり、それを競り合い。零れたところをもう一度押し込んで決勝点。開始10分と終了間際10分にエッセンスが詰まった試合はようやく終わった。
EWIは惜しい星を落としたが、攻撃に振った新システムは2得点を挙げており、一応の成功とみていいだろう。次節は綾崎、日向と帰ってくることもあり、以降の巻き返しを図る。
SSSは勝ったが、やはりアレクサンダーのいない守備陣の脆さが露呈した。ればたらは禁物ながら、EWIの二点目はアレクサンダーなら藤堂に当たり負けはしなかったのではないか。清水に疲労が見えるのも懸念材料だ。
(拾)
Posted by Akira Hirota - 2007.06.03,Sun
(6/3 14:00Kick Off ルーテシア・パーク)
WBL HAN
0 - 0
前半 0-0
後半 0-0
警告
53分 16 森下(WBL)
55分 14 和泉(HAN)
WOM
該当者なし
共に未だ記念杯勝ちなしとあって、勝利に対する渇望は強いところだがWBLは井上、HANは主人とどちらも攻撃のキーパーソンを欠く状況。代役の出来が試合を分けるか。
試合は前半からアウェーのHANが積極的に仕掛け、WBLがそれを受けるという展開。WBLはスピードのある選手を前線、もしくは前線に近いところに並べており、前に出るHANの裏を狙う。HANはシュートまでの仕掛けは積極的だったが、フィニッシュが決まらない。WBLも仕掛ける回数は少ないながら決定機を作り出すが、やはり決まらず後半へ。
後半になると状況は膠着、双方途中交代に局面の打開を託す。WBLは前線総換え、HANは未だ負傷の癒えていない主人を投入し、どちらもこの試合に対する執念の高さを見せた。だが結局双方の切ったカードが結実することはなくスコアレスドロー。
WBLは前回2失点の守備陣が一応の安定を見せたことは評価していい。ただ、今後も八重をCBとして起用するのか、という問題はついて回る。攻撃陣ではFWに佐野倉を起用したが、元々本職ではないだけにやや厳しいか。井上の戻る次節にどう組むかが注目となる。
HANは3試合連続のスコアレスドローとなってしまったが、換言すれば3試合連続無失点であり、また主人を欠いたままで無敗無失点をキープ、という結果自体は決して恥じるべきものではない。ただ、点が取れなければ勝ち点を上積みできないのも事実で、上位を目指すならば前線の再構築を考える必要があるかもしれない。
(拾)
WBL HAN
0 - 0
前半 0-0
後半 0-0
警告
53分 16 森下(WBL)
55分 14 和泉(HAN)
WOM
該当者なし
共に未だ記念杯勝ちなしとあって、勝利に対する渇望は強いところだがWBLは井上、HANは主人とどちらも攻撃のキーパーソンを欠く状況。代役の出来が試合を分けるか。
試合は前半からアウェーのHANが積極的に仕掛け、WBLがそれを受けるという展開。WBLはスピードのある選手を前線、もしくは前線に近いところに並べており、前に出るHANの裏を狙う。HANはシュートまでの仕掛けは積極的だったが、フィニッシュが決まらない。WBLも仕掛ける回数は少ないながら決定機を作り出すが、やはり決まらず後半へ。
後半になると状況は膠着、双方途中交代に局面の打開を託す。WBLは前線総換え、HANは未だ負傷の癒えていない主人を投入し、どちらもこの試合に対する執念の高さを見せた。だが結局双方の切ったカードが結実することはなくスコアレスドロー。
WBLは前回2失点の守備陣が一応の安定を見せたことは評価していい。ただ、今後も八重をCBとして起用するのか、という問題はついて回る。攻撃陣ではFWに佐野倉を起用したが、元々本職ではないだけにやや厳しいか。井上の戻る次節にどう組むかが注目となる。
HANは3試合連続のスコアレスドローとなってしまったが、換言すれば3試合連続無失点であり、また主人を欠いたままで無敗無失点をキープ、という結果自体は決して恥じるべきものではない。ただ、点が取れなければ勝ち点を上積みできないのも事実で、上位を目指すならば前線の再構築を考える必要があるかもしれない。
(拾)