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Posted by Akira Hirota - 2009.04.12,Sun
TMチャレンジリーグ勝敗表(第一節終了時)
北の大地に、新星輝く。滝沢全得点に絡む活躍
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チャレンジカップでは一回戦敗退を喫したSNA、ホーム開幕でその不安を一蹴なるか。対するIGZもチャレンジカップ準決勝で苦杯を嘗めており、リーグ戦で仕切り直しと行きたい。
SNAは好調の左京をトップに据えて滝沢と組ませる。IGZは本田に代えて七瀬(ち)、桑原の相方に三越を持ってきた。中盤は宮村も健在のベストメンバー。
ホームSNAは滝沢にボールを集め、滝沢が動いて出来たスペースに左京が入り込むパターンを早い時間帯から徹底。これが奏功し左京がフリーでシュートを打つ局面は多くなり、前半24分。滝沢が左に流れながら受け、右に流すと走り込んだ左京にピタリ。DF一人とGKを挟んだ状態だったが、右のアウトでコントロールしてゴール、これが先制点。後半13分、今度は左京の浮きスルーに滝沢が抜け出し、左足で流し込んで追加点。追う展開のIGZは後半18分に七瀬のクロスを桑原が頭で叩きつけて一点差に追いすがったが2分後、FKをまたも滝沢に合わせられ万事休す。
SNAはこれ以上ないホーム開幕で首位に立った。左京に目処が立ち、前線のバリエーションも増えたことは歓迎すべき。
IGZは滝沢と左京のコンビにかき回された形。ただ失点をDFとGKの責任に帰するのも問題で、パスワークに長ける中盤ではあるが構成に一考の余地があるかもしれない。
WOM:滝沢(SNA)
この活躍には文句なし。2G1AでSNAにホーム、さらには公式戦初勝利をもたらした。
初戦、突破。SSS公式リーグ戦初の開幕戦勝利
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チャレンジカップを制覇したSSSだが、1ステージ制4回総当たりのリーグ戦は未踏の領域。並木不在のサイドバックも不安な中好スタートを切れるか?MTSはカップ戦で初戦敗退したが、反面調整には時間が取れた。アウェーということもあり勝ちを狙いに、とは行き辛いところだが、実力を測るには格好の相手。
大方の予想通り序盤からSSSが押す展開ながらMTSもよく凌ぎ、得点は推移しないまま前半終了も見えた前半43分。CKからのリフレクションを拾った山崎が膝下で豊田へ送り、豊田がこれを振り抜くと右サイドネットへ収まりSSS先制。後半開始早々にも途中投入の新井が決めて追加点、そのまま寄り切った。
SSSは並木の代役に今回御手洗を指名、無難な出来ではあったがまだ連携には難を残す。ここから数試合、どうDFラインを安定させるかは興味深い。
MTSは葵(奈)、綾小路(美)がよく動いてシュートチャンスを作ったがフィニッシュに至る道筋が少ない。押し込まれている状態のため難しくはあるが、得点を狙うなら前線にボールが入った時にフォローする動きを更に積極的に取る必要がある。
WOM:豊田(SSS)
先制点を挙げ、追加点も彼女のショートパスから。前から追い、裏へ走る動きを徹底しアグレッシブな姿勢を発揮した。
満身、創痍―FGR傷だらけの勝ち点1
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チャレンジカップ準決勝の再戦となったこのカード、その時は御前の活躍でHSSが勝利を収めているがどうか。
試合はアウェーのHSSが攻め、ホームFGRが守る展開で推移。早い時間帯からHSSは左からの仕掛けで多くチャンスを作るが決め切れない。FGRは前半に水尾、後半に入って保坂が揃って負傷退場となり予想外の展開を強いられたが、常盤の投入はサイドに活性化をもたらした。後半になるとFGRが押す展開となったがこちらも決め切れずスコアレスドローの結果に。
FGRは後半の攻勢は見事だったが、守備的なチームカラーからかここ一番で引いたり戻したりという動きが目立ったのが残念。水尾、保坂の離脱はスタメンにどう影響するか。常盤や田辺といった動ける選手を使って局面を打開するのは普通にある手だろう。
HSSは前半にいい攻めを見せたが、後半で失速。アウェーということを考えれば勝ち点1も文句なし、といってもいいのだが前半の出来を見てしまうと「勝ち損ねた」感が強い。
WOM:セシル・ポンド(FGR)
劣勢の中でもボールに触れれば確実にキープしてパスを通し、FGRはテンポと落着きを取り戻す。それが前半の堅忍と後半の活性化に繋がった。
本領、発揮。KSF、敵地で初勝利
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DGGにとってはKSFは力関係的に厳しい相手だが、ホーム開幕とあってサポーターに無様なところは見せられない。優勝候補の呼び声も高かったがカップ戦では延長の末一回戦敗退のKSF、初勝利を飾れるか。
前半からお互いに厳しく寄せる展開で決定機を作れなかったが、前半33分。左で梶原が粘ってキープ、上げたクロスは力なかったが田代がジャンプ一番、これを胸トラップで足元に落とし左足でのシュート。KSFが先制し、後半DGGの猛追をかわして勝利を挙げた。
DGGはエースであるキーロフにボールを集めて決めさせるのか、キーロフが流れたスペースにツーシャドーが入り込んで決めに行くのか今一つ中途半端。状況に応じてどちらもこなすのが理想だが、今のままでは攻撃パターンが熟成出来ない恐れがある。フォーメーションの再構築も視野に入れるべきか。
KSFは優勝候補筆頭らしい試合展開でほぼDGGを寄せ付けず。あとはリーグ戦を視野に入れたバックアップの発掘が急務だろう。
WOM:栗原渚(KSF)
得点にこそ絡んでいないが右からの盛んなプッシュアップとディフェンスで右サイドを完全制圧、左サイド梶原の上がりを引き出した。
(拾)
勝点 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
1 | SNA | 3 | 1 | 0 | 0 | 3 | 1 | 2 |
2 | KSF | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
3 | FGR | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
3 | HSS | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
5 | DGG | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | -1 |
6 | IGZ | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3 | -2 |
7 | MTS | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | -2 |
8 | SSS | -12 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 |
北の大地に、新星輝く。滝沢全得点に絡む活躍
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チャレンジカップでは一回戦敗退を喫したSNA、ホーム開幕でその不安を一蹴なるか。対するIGZもチャレンジカップ準決勝で苦杯を嘗めており、リーグ戦で仕切り直しと行きたい。
SNAは好調の左京をトップに据えて滝沢と組ませる。IGZは本田に代えて七瀬(ち)、桑原の相方に三越を持ってきた。中盤は宮村も健在のベストメンバー。
ホームSNAは滝沢にボールを集め、滝沢が動いて出来たスペースに左京が入り込むパターンを早い時間帯から徹底。これが奏功し左京がフリーでシュートを打つ局面は多くなり、前半24分。滝沢が左に流れながら受け、右に流すと走り込んだ左京にピタリ。DF一人とGKを挟んだ状態だったが、右のアウトでコントロールしてゴール、これが先制点。後半13分、今度は左京の浮きスルーに滝沢が抜け出し、左足で流し込んで追加点。追う展開のIGZは後半18分に七瀬のクロスを桑原が頭で叩きつけて一点差に追いすがったが2分後、FKをまたも滝沢に合わせられ万事休す。
SNAはこれ以上ないホーム開幕で首位に立った。左京に目処が立ち、前線のバリエーションも増えたことは歓迎すべき。
IGZは滝沢と左京のコンビにかき回された形。ただ失点をDFとGKの責任に帰するのも問題で、パスワークに長ける中盤ではあるが構成に一考の余地があるかもしれない。
WOM:滝沢(SNA)
この活躍には文句なし。2G1AでSNAにホーム、さらには公式戦初勝利をもたらした。
初戦、突破。SSS公式リーグ戦初の開幕戦勝利
試合結果はこちら
チャレンジカップを制覇したSSSだが、1ステージ制4回総当たりのリーグ戦は未踏の領域。並木不在のサイドバックも不安な中好スタートを切れるか?MTSはカップ戦で初戦敗退したが、反面調整には時間が取れた。アウェーということもあり勝ちを狙いに、とは行き辛いところだが、実力を測るには格好の相手。
大方の予想通り序盤からSSSが押す展開ながらMTSもよく凌ぎ、得点は推移しないまま前半終了も見えた前半43分。CKからのリフレクションを拾った山崎が膝下で豊田へ送り、豊田がこれを振り抜くと右サイドネットへ収まりSSS先制。後半開始早々にも途中投入の新井が決めて追加点、そのまま寄り切った。
SSSは並木の代役に今回御手洗を指名、無難な出来ではあったがまだ連携には難を残す。ここから数試合、どうDFラインを安定させるかは興味深い。
MTSは葵(奈)、綾小路(美)がよく動いてシュートチャンスを作ったがフィニッシュに至る道筋が少ない。押し込まれている状態のため難しくはあるが、得点を狙うなら前線にボールが入った時にフォローする動きを更に積極的に取る必要がある。
WOM:豊田(SSS)
先制点を挙げ、追加点も彼女のショートパスから。前から追い、裏へ走る動きを徹底しアグレッシブな姿勢を発揮した。
満身、創痍―FGR傷だらけの勝ち点1
試合結果はこちら
チャレンジカップ準決勝の再戦となったこのカード、その時は御前の活躍でHSSが勝利を収めているがどうか。
試合はアウェーのHSSが攻め、ホームFGRが守る展開で推移。早い時間帯からHSSは左からの仕掛けで多くチャンスを作るが決め切れない。FGRは前半に水尾、後半に入って保坂が揃って負傷退場となり予想外の展開を強いられたが、常盤の投入はサイドに活性化をもたらした。後半になるとFGRが押す展開となったがこちらも決め切れずスコアレスドローの結果に。
FGRは後半の攻勢は見事だったが、守備的なチームカラーからかここ一番で引いたり戻したりという動きが目立ったのが残念。水尾、保坂の離脱はスタメンにどう影響するか。常盤や田辺といった動ける選手を使って局面を打開するのは普通にある手だろう。
HSSは前半にいい攻めを見せたが、後半で失速。アウェーということを考えれば勝ち点1も文句なし、といってもいいのだが前半の出来を見てしまうと「勝ち損ねた」感が強い。
WOM:セシル・ポンド(FGR)
劣勢の中でもボールに触れれば確実にキープしてパスを通し、FGRはテンポと落着きを取り戻す。それが前半の堅忍と後半の活性化に繋がった。
本領、発揮。KSF、敵地で初勝利
試合結果はこちら
DGGにとってはKSFは力関係的に厳しい相手だが、ホーム開幕とあってサポーターに無様なところは見せられない。優勝候補の呼び声も高かったがカップ戦では延長の末一回戦敗退のKSF、初勝利を飾れるか。
前半からお互いに厳しく寄せる展開で決定機を作れなかったが、前半33分。左で梶原が粘ってキープ、上げたクロスは力なかったが田代がジャンプ一番、これを胸トラップで足元に落とし左足でのシュート。KSFが先制し、後半DGGの猛追をかわして勝利を挙げた。
DGGはエースであるキーロフにボールを集めて決めさせるのか、キーロフが流れたスペースにツーシャドーが入り込んで決めに行くのか今一つ中途半端。状況に応じてどちらもこなすのが理想だが、今のままでは攻撃パターンが熟成出来ない恐れがある。フォーメーションの再構築も視野に入れるべきか。
KSFは優勝候補筆頭らしい試合展開でほぼDGGを寄せ付けず。あとはリーグ戦を視野に入れたバックアップの発掘が急務だろう。
WOM:栗原渚(KSF)
得点にこそ絡んでいないが右からの盛んなプッシュアップとディフェンスで右サイドを完全制圧、左サイド梶原の上がりを引き出した。
(拾)
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