「最強の最下位」、牙城揺るがず。春日逆転で3連勝
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・マイナス勝ち点のスタートながらここまで連勝、先の試合では新井がハットトリックを決めるなど波に乗る春日を札幌が迎え撃つ。そろそろ連戦の疲労を考慮すべきタイミングでもあるが札幌はほぼベストメンバーで臨む。
先手を取ったのはホーム札幌。25分、右を上がった鈴鹿のクロスは誰にも合わずファーに流れたが、これに北野がいち早く追いついて間髪容れず再度クロス。左右に振られた春日守備陣は対処が遅れ、ほぼフリーの茜木が頭でゴール中央に決める。ところが後半開始早々、中央から新井がDFを引きつけて掬いあげたクロスに伊藤が反応、頭で流し込んで春日同点に。さらに後半22分には中央を切り込んだ牧原がループ気味に放ったシュートが左サイドネットに収まって春日逆転、アウェー戦をものにした。
札幌は先制したが後半早々の失点でゲームプランが狂い、その後サイド攻撃に対応したところを切り込まれ逆転を喫している。後半開始時に集中できていればまだ違った展開はあったはず。
春日は打たれたシュートに比して失点が多い。今回の失点もDFのケアが遅れてのもので、クロスを武器としているがそれへの対応ができていると言い難いのは修正点。
WOM:新井聖美(SSS)
ポストワークを上手くこなし、同点の呼び水になった。
熊本、小兵伊東の「高さ」に屈する。福井首位へ
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・下馬評では熊本圧倒有利、の声も囁かれるが福井もここまで守備をベースにキッチリとチームを作り上げており、ここまでリーグ戦を2分けだが負けなしと注目のカード。
先制したのは福井で17分、竜崎のシュートはブロックされて高く跳ね上がり、伊東が反応。神谷が競ろうとしたがタイミングと目測を誤り、伊東はフリーでヘッド、これが決まる。追う展開の熊本、負傷の田辺に代えて投入した鳥飼のミドルはポストを叩くなど不運にも見舞われ、福井が守り切って首位に立った。
福井はこれで今季初勝利、同時に首位。身の丈を弁えた守備優先のチーム作りが今のところは上手くはまっており、大崩れしないようなら十分上位を伺える状態。あとは得点力が欲しいところ。
熊本は個々の能力だけならリーグでも1,2を争うが、今回の失点に見られるような些細なミスが命取りになっている。
WOM:伊東小麦(FGR)
得点自体は目測ミスによる要因の方が大きいが、競りに行かなければそのミスさえ生まれてはいない。高くない身長でも跳び付いた勇気を讃えたい。
救世主現る。松本、嬉しいリーグ参入初勝利
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・カップ戦では準優勝に輝いたもののリーグ戦では未だ勝ちなしの南風原、ホーム戦で勝利を飾りたい。だが対戦相手の松本はカップ戦でさえ勝ってはおらず、勝利への執念ということならば上回るはずだがどうか。
試合の方は24分、右に張った織倉(香)のクロスを朝倉(街)が押し込み、この一点を守り切って福井がアウェーの地でカップ戦をも通じて初勝利を挙げた。
南風原はこれで3試合無得点と攻撃陣に大ナタが必要か。守備はそこそこ頑張っているだけに奮起が望まれる。
福井は織倉(香)がこのところ好調、攻守にチームを牽引していい結果が出ている。あとはやはり決定力か。
WOM:朝倉(街)
渾身のヘッドがチームに初勝利をもたらした。
禍福は糾える縄の如きに、いわき無失点もドロー
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・先の試合で初勝利を挙げた田園調布、ホームでここまで2試合連続3失点のいわきを迎える。上手く叩いて波に乗れるか?いわきは宮村が出場停止に戸塚が不調と攻撃陣にスクランブル、DFの瑞雲を中盤中央に据えまずは守備の立て直し優先か。
試合の方はお互いに決め手を欠きスコアレスドローという結果に終わった。
いわきは宮村、戸塚の不在が不安視されたが千歳、瑞雲が予想を上回る活躍。今後の中盤の構成に一考の余地がありそうだ。
WOM:該当なし
第3節終了時順位表
勝点 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
1 | FGR | 5 | 1 | 2 | 0 | 2 | 1 | 1 |
2 | SNA | 4 | 1 | 1 | 1 | 4 | 3 | 1 |
3 | DGG | 4 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 |
3 | KSF | 4 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 |
5 | HSS | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | -1 |
6 | MTS | 2 | 0 | 2 | 1 | 1 | 3 | -2 |
7 | IGZ | 1 | 0 | 1 | 2 | 2 | 6 | -4 |
8 | SSS | -6 | 3 | 0 | 0 | 7 | 2 | 5 |