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Posted by Akira Hirota - 2009.05.27,Wed
全勝街道驀進中「春日特急」、ホームにて急停車。システム変更が仇に
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ここまで全勝と波に乗る春日、第1クール最後の試合はホームだが春日、豊田を代表戦で欠き、秋穂も負傷、新井は疲労からかコンディション不良というスクランブル。絶好調の犬塚を生かすべくダイヤの4-4-2に組み替えた。一方福井はここまで地味な結果ながら堅守をベースに勝ち点を拾うスタイルが奏功しており2位をキープしている。
試合の方は春日のサイド攻撃が不発となり、中盤で押し合う展開で試合が動いたのは前半終了間際。春日ゴール前に切り込んだ藤倉の突破は止められ、潮崎がこれをクリアしようとしたが連携ミス、藤倉の真正面に。すかさず放ったシュートに鞠川も反応できず福井先制。しかしそのすぐ後、右を突破した加藤のクロスを犬塚が頭で合わせて同点、試合は振り出しに。後半も一進一退でスコアは動かずドローとなった。
春日は主力不在をその理由にするのは簡単だが、システム変更は結果として失敗。サイドの裏を高い位置で突く動きがほとんどなく、押し合う展開に持ち込まれた。寿、谷を両翼に配する選択はあったはず。
福井は身の丈に合ったサッカーを志向し、それをキッチリとやり遂げた。ミスから失点に繋がった春日とは好対照だったが、得点後を凌げず勝ち点3を逃した。
WOM:藤倉桃子(福井)
前線からチェイスして福井の堅守に貢献。今日は守備のみならずワンチャンスを逃さず先制点を挙げた。
光明か、停滞か。南風原首位札幌に分ける
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首位札幌、ホームで最下位無得点の南風原を迎えるとあってここは手堅く勝っておきたいところ。南風原は前線のテコ入れに感触を得たか、3トップを継続。今回は上遠野、織田桐、飯山と調子の良い選手を組み合わせて来た。
試合の方は南風原の3トップが終始機能し、札幌をよく追い詰めたが決め手を欠く。結局お互い無得点でスコアレスドローとなった。
札幌はチームリーダー催馬楽の不在が影を落としたか。DFでありながら足元も上手い催馬楽がいないため、DFラインからのビルドアップは上手くいかなかった。
南風原は織田桐の動きがよく、スペースを突いたり中へ切れ込んだりと縦横無尽によく動いていたが、あとはシュートを決めたい。
WOM:該当なし
芝村、前線では輝かず。いわき接戦を制す
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いわきはまたも宮村不在、戸塚を一列上げて代役を任せる。戸塚が構えていたアンカーにはDF登録の千歳を抜擢。開幕戦を勝利した後5試合勝ちのない熊本は前線のテコ入れを図り、芝村をFWに起用した。
試合の方は前半終了間際、春日野の雑なボール扱いを桑原が咎めてボールを奪取、そのまま突破してシュート。一度は五条が防いだがリフレクションを詰めた柴田が流し込んでいわき先制。そのまま押し切っていわきが勝利した。
WOM:千歳さとみ(いわき)
いわき最大の懸案事項であるアンカーをこなし、攻守のスイッチャーとしてよく働いた。
藤沢優、ここにあり。松本3試合ぶりの勝利
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田園調布はキーロフ、高城を欠き前線には伊集院と中山の組み合わせにトップ下鹿島が上手く絡んでゴールを目指す。松本はエース不在が叫ばれて久しいが、今回は藤沢(優)と泉(世)のコンビ。
試合の方は藤沢(優)の独り舞台。25分、エリア内まで切り込んだ相本(美)のラストパスを押し込んで、さらに3分後には左を抜けた葵(奈)のクロスに飛び込んで2点を挙げ試合を決定づけた。
WOM:藤沢優(松本)
松本にエースストライカー誕生か。ドゥッピエッタの活躍で文句なし。
順位表(第7節終了時)
順位 | チーム | 勝点 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失差 |
1 | SNA | 12 | 3 | 3 | 1 | 8 | 4 | 4 |
2 | MTS | 9 | 2 | 3 | 2 | 4 | 4 | 0 |
3 | IGZ | 9 | 2 | 3 | 2 | 4 | 6 | -2 |
4 | FGR | 8 | 1 | 5 | 1 | 4 | 4 | 0 |
5 | DGG | 7 | 2 | 1 | 4 | 2 | 6 | -4 |
6 | KSF | 6 | 1 | 3 | 3 | 2 | 4 | -2 |
7 | SSS | 4 | 6 | 1 | 0 | 12 | 4 | 8 |
8 | HSS | 3 | 0 | 3 | 4 | 0 | 4 | -4 |
(拾)
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