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Posted by - 2024.12.13,Fri
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Posted by Akira Hirota - 2007.05.05,Sat
(5/5 19:00Kick Off トラッド・ブリック)

  SSS   SCM

    2 - 3

前半  1-1
後半  1-2

得点者
6分 94 清水(SSS)
33分 11 波多野(SCM)
64分 94 清水(SSS)
86分 5 宗像(SCM)
90分 9 桐屋(SCM)

警告
5分 21 咲野(SCM)
40分 15 水無月(SCM)
85分 17 御手洗(SSS)

WOM
宗像(SCM)
この日のドラマは彼女の右足から始まった。

桜花杯決勝戦という最高の舞台で因縁の両チームがぶつかる。どちらが勝っても初タイトルとあってモチベーションは高い。
SSSはお馴染み2バック、沢渡の代役に美咲。SCMはツートップで2バックの崩しを狙う。お互いのトップ下、司令塔の出来如何が勝敗を分けるか。
前半開始早々6分、清水が左から持ち上がってシュート、これが決まってここまで桜花杯無失点を誇るSCM守備陣に穴が開く。ジンクスを破ったとなればSSSは俄然意気上がるところだったが、このあとしばらく双方とも中盤での凌ぎあいが続く。そして前半33分、今度はSCM。神条のフライスルーに抜け出した波多野が一対一を決めて同点に追いつき前半終了。
後半になると、ポゼッションは握れないながらもSSSは2バックの特徴である高い位置からの仕掛けを繰り返して攻勢をかける。下手な鉄砲も、の例えが現実になったのは後半19分。PA内でボールをキープする清水がDFに囲まれながらも思い切ってシュート。これは御田の反応に阻まれたがもう一度反応してさらに零れ球を押し込み、SSS勝ち越し。桜花杯では後半に失点がなく、また清水が点を取った試合で今期負けなしのSSS、勝利が見えたと思いきや、気まぐれなサッカーの神様に土壇場でそっぽを向かれる。
後半41分、セットプレー。宗像の右足から放たれた弾道はクロスバーの下を叩いてSSSゴールを跳ね、これで同点。SSS気落ちしたか、このあとロスタイム。途中投入赤井のアーリークロスに合わせたのは桐屋。緩く浮いたボールは鞠川の頭上を越えてネットを揺らし、SCMが第二回桜花杯を制覇した。
SCMは桜花杯を通じて突出した強さを見せた、というのとはやや異なるが堅固な守備陣をベースにバランスを取り、熟練した試合運びを見せ続けた。去年から苦楽を共にした選手が多く、その信頼感や連携が土壇場での逆転劇に繋がった。
SSSはポゼッションは取れていないながらも高めでボールを奪えていただけに、4バックへの変更が悔いの残るものとなったが、「2バック」という新たな風をもたらしたことは評価されていいだろう。
そして両チームに共通して言えることだが、この時点で彼女らは桜花杯優勝・準優勝チームなのであり、この先もそれに相応しい試合内容と結果を求められることを忘れてはいけない。

(拾)
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