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Posted by Akira Hirota - 2008.07.04,Fri
WBLの優勝で幕を閉じたファーストステージだが、ベストイレブンという形で選手たちの活躍を振り返ってみよう。ただ、このところ公式でもいろいろな指標を用いたベストイレブンの選定は盛んであり、正直独自な視点での選定は少々難しいかもしれない(笑)
・GK
いくつかの数値でランクを見てみる。
・シュート阻止率
(被シュート数-失点)÷被シュート数から求めるパーセンテージで、これが高いほど打たれたシュートを止める確率が高いことになる。
SCM | 東 聡莉 | 95.7% |
SSS | 鞠川 奈津江 | 94.8% |
WBL | 八重 花桜梨 | 94.8% |
HAN | 橘 恵美 | 94.2% |
SKU | 速水 静香 | 92.5% |
・枠内シュート阻止率
シュート阻止率を枠内シュートに限定した数値。当然だがシュート阻止率より低くなっている。
SCM | 東 聡莉 | 85.7% |
HAN | 橘 恵美 | 85.7% |
WBL | 八重 花桜梨 | 85.2% |
SSS | 鞠川 奈津江 | 84.0% |
SKU | 速水 静香 | 84.0% |
・防御率
(失点×90)÷出場時間で求めた、一試合あたりの失点数。
SSS | 鞠川 奈津江 | 0.36 |
SCM | 東 聡莉 | 0.40 |
HAN | 橘 恵美 | 0.43 |
WBL | 八重 花桜梨 | 0.57 |
EWI | 西村 知奈 | 0.71 |
・完封数
シャットアウトはキーパーの華、ということで取り上げている。
HAN | 橘 恵美 | 9 |
SSS | 鞠川 奈津江 | 8 |
EWI | 西村 知奈 | 8 |
FCH | 二階堂 望 | 5 |
DMS | 香坂 麻衣子 | 5 |
・完封率
(完封数÷出場試合数)×100で求めた、そのキーパーが完封する確率。
SSS | 鞠川 奈津江 | 72.7% |
HAN | 橘 恵美 | 64.3% |
SCM | 東 聡莉 | 60.0% |
EWI | 西村 知奈 | 57.1% |
WBL | 八重 花桜梨 | 57.1% |
・平均評価点
言わずと知れた、試合毎の評価点を一試合当たりに均したもの。
WBL | 八重 花桜梨 | 5.857 |
DMS | 香坂 麻衣子 | 5.850 |
SSS | 山下志津香 | 5.833 |
HAN | 橘 恵美 | 5.821 |
EWI | 西村 知奈 | 5.821 |
・出場時間数
HAN | 橘 恵美 | 1260 |
EWI | 西村 知奈 | 1260 |
FCH | 二階堂 望 | 1260 |
SKU | 速水 静香 | 1260 |
SSS | 鞠川 奈津江 | 990 |
・一試合平均セーブ数
GKセーブの一試合当たりの数字。
SKU | 速水 静香 | 18.00 |
SCM | 御田 万里 | 14.67 |
DMS | 香坂 麻衣子 | 14.20 |
FCH | 二階堂 望 | 13.86 |
WBL | 八重 花桜梨 | 13.71 |
こういったところか。各種ランクのトップ5を挙げている。こうしてざっと見ると、WBL八重、HAN橘、SSS鞠川、SKU速水、SCM東といったあたりが各種ランクの上位に多く顔を出しており、この辺りに絞られるだろう。ただいずれも帯に短し襷に長し、の感は否めないところ。まずSCM東は出場時間が論外だし、SKU速水はセーブも多いが失点も多い。SSS鞠川は時間と失点のバランスはいいが守備機会が少なすぎる。WBL八重は数値自体悪くはないが出場時間に不満があるのと、彼女の責任ではないが、今季最大の攻撃力を誇ったWBL攻撃陣との対戦がない状態での数値であることが気にかかる。
そうやって考えていくと、HAN橘がもっとも穴が少なく、トータルに安定した結果を残しているといえるだろう。
(拾)
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