SSS SCM
0 - 0
前半 0-0
後半 0-0
警告
2分 36 秋穂(SSS)
31分 10 神条(SCM)
50分 9 千鳥(SSS)
67分 9 桐屋(SCM)
WOM
該当なし
・ホームSSSが守備的に試合を運ぶことを選択したこともあって前半から主導権はSCMが握る。特に右に位置した咲野からの仕掛けは終始チャンスを作り、得点が入っていればSSSの選択に悔いを生じさせるに充分な出来だったが、その一点が取れないまま前半を折り返す。SCMは右の咲野からの仕掛けが功を奏していたが、換言すると左神条の出来がこの日は今ひとつ。後半15分で神条を諦めて美咲を投入、セットプレーを視野に入れた交代で局面の打開を図る。対するSSSの選択はやはり守備。この日今ひとつの秋穂に代えて投入した青葉は運動量を買ってのものであり、星乃に代えた豊田も前半活発だった咲野を抑える、というよりは裏を狙う動きで飛び出しを控えさせるという狙いの方が大きかっただろう。後半もボールを支配し攻め立てたのはSCMだが、サイドからの仕掛けが減ったのはSSSの打った手が当たったことを指し、美咲を起点とした攻撃が活性化したのはSCMの狙い通りといえる。ピッチ外での読み合い、ピッチ内での選手のパフォーマンスも互角となればスコアレスドローという決着もやむをえないところか。
SSSはスコアレスドローながらファーストレグの結果を受けてシーズン王者を獲得。ただホームでありながら目先に拘る試合運びは決して褒められたものではない。「世界」を相手にしたときにこのクラブが果たしてTMリーグを代表するチームとして誇りある戦いが出来るのかどうか、という部分では疑問符が付く試合となった。
SCMは終始押したがあと一歩が及ばず。しかし実戦ではほとんど組まなかった形でこのカードに臨み、ここまで戦えた事については自信を持っていい。スタメンとバックアップの差がやや開いている現状を埋めていくこと、左サイドバックの人材。この辺りが課題となる。
(拾)