(12/25 19:00Kick Off ヘイズヒルズ)
EWI HAN
0 - 1
前半 0-0
後半 0-0
延前 0-1
延後 0-0
得点者
100分 9 神条(HAN)
警告
6分 6 清川(HAN)
29分 7 陽ノ下(EWI)
45分 6 日向(EWI)
退場
118分 22 森下(EWI)
WOM
神条(HAN)
・プレッシャーのかかる局面できっちりPKを決めたこともあるが、EWIの二枚のイエローは彼女を止めきれず与えたものであり、またPKの切欠も彼女自身が受けたファウルからと、仕掛ける意図と動きが秀逸だった。
・とかく「決勝」と名がつく試合の多くは負けないことを優先する傾向があるもので、この試合もそれに違わず緊張感のある立ち上がり。EWIがワントップ藤堂に当てながら二列目藤崎、あるいは綾崎らの飛び出しでシュートチャンスを作り多くのシュートを浴びせたが、これは換言すればHAN守備陣が藤堂に対し一定以上の注意を割いていた成果。結局前半でEWIはエース藤堂にシュートを打たせる流れを作れず前半を折り返したが、この時点で心理的にはHANが優位であったかもしれない。
流れ利あらずと見たEWIは後半早い時間帯で藤堂を下げて鬼澤を投入、高く強いHANの「壁」に速さでの勝負と足元での勝負を挑む。だが却ってボールが前線に収まらず、シュートに至れない流れに。だがHANもその隙を突くほどに前に重心を掛けず、お互いの出方を伺いながら90分が過ぎて延長へ。
延長ではHANが途中投入の赤井の運動量とスピードを生かして仕掛けてチャンスを作るが、EWIも決死の防戦で凌ぎながら一線は越えさせず、こうなると一つのミスが試合の分岐点となる。そしてそれが訪れたのが延長前半10分。エリア内へのスルーに飛び込んだ神条を八重が倒してしまいPK。これを神条が決め、HANがこの時間で貴重な先制点を得た。そしてこれが決勝点となり、HANが第一回ウインターカップの優勝を決めた。
(拾)