(7/29 19:00Kick Off ルーテシア・パーク)
WBL FCH
1 - 1
前半 1-0
後半 0-1
得点者
13分 16 森下(WBL)
65分 99 熱姫(FCH)
警告
75分 6 神条(WBL)
WOM
森下(WBL)
・先制点より中盤での守備を評価。実に50ものパスカットの原動力であり、味方中盤選手が次々に交代で離脱する中、90分間奮闘。相手の攻撃の芽を摘み続けた。
・後半戦はいいスタートを切ったが、このところ上手くいっていないWBL、今回はFCHとの一戦。順位的にこの場所で争うことになるとは開幕前からは予想もつかないことだが、それがサッカーの怖いところ。FCHは4バックを早々に諦めて従来の陣形。
開始早々に藤崎が担架で運ばれるという怪しい雲行き。結局その後すぐに藤崎は交代、FCHの攻撃に影を落とすことになる。ペースを掴んだWBLは13分、セットプレーの零れを森下が決めて先制、幸先のいいスタートだったが、29分には井上を負傷で欠く事となりこちらにも暗雲が立ち込める。得点は動かず折り返し。
後半も前半と同様、WBLはドリブル突破からペースを掴もうとするがキープしてタメを作れる井上がいないため、また攻め疲れもあってか単調になってしまい、FCHに付け入る隙を与えてしまう。そして後半20分、松浦のクロスを熱姫が頭で決めて同点、振り出しに。この後もFCHは熱姫にボールを集めて攻めたが、こちらも藤崎不在が響いてか、これ以上有効な攻めを出来ずドローに。
WBLは先制し、試合を優位に運ぶ切欠を掴んだが井上の負傷退場でゲームプランに狂いが生じた。とはいえこれも度々のことであり、タレントに依存するサッカーの限界を図らずも露呈したともいえる。長いリーグ戦とあって、井上不在時の備えは考えておくべき。
FCHはシュートの精度が低いのが気になるところ。開始早々の藤崎の負傷退場がその原因であるなら、問題はWBLのそれと酷似している、といって差し支えないだろう。
(拾)