(8/26 14:00Kick Off ルーテシア・パーク)
WBL TLS
2 - 0
前半 2-0
後半 0-0
得点者
6分 11 井上(WBL)
21分 9 綾崎(WBL)
警告
なし
WOM
井上(WBL)
・開始早々の先制点、後がなく一大事のチームを有利に導く流れを作った。
・一連のお家騒動で交代要員を欠き、また負傷の神戸・綾崎を強行出場と後がないWBL、ホームにTLSを迎える。WBLにとっては低迷の発端だったTLSがホーム最終戦というのも何かと因縁めいてはいるが、目先の一勝で最下位は逃れておきたいところだ。
あいにくの天気だったが、こうなるとかえって個人のスキルの高さが生きる流れであり、ホームの余勢を駆ってWBLが開始から仕掛けていく。先制点もWBLで6分。右を上がった神条からのグラウンダーを陽ノ下が受け、井上へと渡り、これを直接決めた。TLSは追い上げたいところだったが牧原が負傷で離脱、これに気落ちしたか直後にWBLの追加点が生まれる。21分、左の深いところでボールを奪った佐野倉がそのままエリア内に突進、出したスルーを綾崎がきっちり決める。この後もWBLが押し気味に試合を進め前半終了。
後半も同じような立ち上がりだったが、神戸の負傷。交代要員を用意していないWBLは10人となり暗雲が立ち込めるが、WBLは数的劣勢ながら前へ出る事を選択。これが個人能力に勝るWBLにとってはキープのためのドリブルに繫がり、TLSに付け入る隙を与えない。また数的優位のTLSはパスこそよく回るようになったものの、牧原不在もあって効果的な攻撃を繰り出せないままに時間は流れてタイムアップ。
WBLはよく走りよく繋ぎよく打ち、強いときのダイナミックでダイレクトな姿を見た。磐石の勝利を収め最下位は逃れたが、元RMS勢の立場は丸潰れ、とも言える難しい結果。セカンドステージに向けてどういったチーム作りを志向するのかが注目となる。
TLSは牧原負傷後代わりに出た沢田は個人としてのパフォーマンスは低くなかったものの、今日のような結果を見ると牧原に対する依存度が高いチームの実情が垣間見える。牧原の一連の言動に関してチーム内から不協和音が漏れている、という報道もあったが、牧原不在時のオプションは欲しいところだ。
(拾)