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Posted by - 2024.12.04,Wed
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Posted by Akira Hirota - 2009.07.02,Thu
首位札幌に食らいつく。松本、気迫のドロー

試合結果はこちら

開始早々から左京と鈴鹿の連携が上手くハマって松本ゴールを脅かしたがその時間帯を乗り切ると松本が盛り返したが得点には至らず前半終了。後半に入って試合が動き、まず24分に左京が直接FKを捻じ込んで札幌先制。1分後には葵(美)がミドルを突き刺して追いつく。28分には朝倉(街)のヘッドがゴールを揺らしたがこれはオフサイド。終了間際に札幌が猛攻を見せたが松本が凌ぎ切り勝ち点1を分け合った。

WOM:葵美月(松本)
首位札幌相手に先制を許し敗色濃厚の中、不慣れなポジションから右足を振り抜いて同点を演出した。



低調なり、ダービー。春日・熊本、お互い見せ場に乏しく

試合結果はこちら

ダービーにはそれまでの順位は関係ない、などということがよく言われる。そしてこの試合は双方とも負けたくない意識が先に立ったか、ホーム熊本は天職たるトップ下に返り咲いた芝村を追い越す動きをする選手が乏しく攻勢に勢いをつけられず、アウェー春日はアウェーであることを過剰に意識してか豊田・伊東の両サイド奥を狙ういつもの縦に早いサッカーを展開できずじまい。消極的な両チームからはスコアレスドローという結果は妥当なものだった。

WOM:該当なし



伊集院炸裂。田園調布、アウェーで福井を寄せ付けず

試合結果はこちら

前節で第二クールに入って初の敗戦を喫したチーム同士の対戦、田園調布は勝てば勝ち点で福井と並ぶこともありここを足掛かりにしたいところ。
試合は早い時間に松山のクロスを伊集院、角度のないところから押し込んで先制。伊集院は後半にも周のショートクロスを頭で押し込んで追加点。前節同様、先制されると厳しい福井はここでもその弱点を露呈し、68分に投入直後のポンドがFKを決めたが反撃はここまで。福井はここにきて連敗、上位追撃の脚を鈍らせた。

WOM:伊集院綾(田園調布)
ドゥッピエッタの活躍はいうまでもないが、特に二点目は背後からのクロスを頭で合わせるという難易度の高いゴールだった。



勝利未だ遠く。南風原、終盤に同点を許す

試合結果はこちら

3トップに代えて勝利に恵まれてはいないものの、押す展開も増え、負け難くもなってきた南風原。FW陣に得点が少ないこともあって補強の噂も流れているが、そろそろ一勝が欲しいところ。いわきは宮村をこの試合まで累積で欠いており厳しい展開。
南風原は少ないタッチから手早くゴール前へ運んでシュート数を稼ぐが、急ぐ故にかあまり精度がなく前半終了も見えた時間帯。FKを大羽が直接捻じ込んで先制、待望の初勝利へ一歩踏み出す。だが75分、戸塚のエリア近くでの突破にDFが引き摺られ、柴田が完全フリーに。戸塚のラストパスを柴田が左足で決めて追いつき、このまま試合終了。

WOM:戸塚(いわき)
今まで宮村の影に隠れがちだったが、柴田のゴールを導いた突破とラストパスは圧巻だった。


(拾)

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Posted by Akira Hirota - 2009.06.25,Thu
芝村、「古巣」で輝く。熊本ホームで福井を降す


試合結果はこちら


順位的には開きがあるがここはホーム、開幕戦以降勝ちのない熊本はこのところ前線で起用してきた芝村をトップ下に戻して再起を掛ける。福井は開幕前の下馬評を覆しての2位と大健闘、ここからが正念場だ。
試合の方は24分に猪名川が一発退場、守備的な福井に数的不利がのしかかる展開に。その後しばらくは福井が主導する流れもあったが、先制は熊本。スローインからのクロスを田代が頭で決めた。だが後半開始すぐに福井はCKのチャンス、これがオウンゴールを招いて同点に。こうなると守備的、さらに人数が少ない福井は守りに入って勝ち点1を狙う流れだったが、63分。芝村がドリブルから一人抜いてエリア外から振り抜いた右脚がゴール隅に綺麗に決まってこれが決勝点。熊本は8試合ぶりの勝利を飾った。


WOM:芝村(熊本)
スライディングをものともせぬ体幹の強さ、エリア外から狙う思い切りの良さに加えてシュート精度の高さ。この決勝点は芝村以外の選手では為し得ないものだった。



内容は圧倒も最後は運頼み。春日、札幌を寄せ付けず


試合結果はこちら


春日は開幕以来負傷で戦列を退いていた並木の復帰戦。コンディションは悪くないようだがぶっつけのスタメンにやや不安要素も。札幌はここまで6試合負けなしと首位に相応しいゲーム運びを見せており、得点も失点もリーグトップレベルだがその唯一の敗戦がこの春日とあって苦手意識を払拭しておきたい。
試合は中盤での争いは五分五分ながら、フィニッシュに行く前にボールを奪われる札幌とシュートが枠に行かない春日というお互いの悪い面を露呈し合うような展開。ただ、そうなると相手ゴール近くで試合を進めていた春日が優勢になるのは致し方ないところで、67分に秋穂のクロスを山口と嵐崎が競り合い、山口がゴールに押し込んでしまったオウンゴールが決勝点となった。


WOM:該当なし


奮闘も内容は乏しく。南風原、未勝利のトンネルは長く


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上位への足掛かりにここは落とせない松本、南風原も他よりは与し易しとモチベーションは高い。
試合の方は早い展開から南風原が多くのシュートチャンスを作ったがいずれも決まらず、最終的にスコアレスドローとなった。


WOM:該当なし



いわき、勝利も代償は高く。カード4枚出しながら辛勝


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この結果で順位が入れ替わるとあって双方モチベーションは高く、中盤での潰し合いがメインの展開に。その中で萩原の突破からチャンスメイクを試みて来たいわきの攻撃が後半開始早々に桑原のボレーで結実。この一点でいわきが逃げ切った。


WOM:萩原(いわき)
ツートップの片割れながらよく戻って守備にも貢献、度重なる突破からアシストを挙げた。


(拾)
Posted by Akira Hirota - 2009.06.18,Thu
勝利、未だ遠く。南風原先制も守り切れず

試合結果はこちら

未勝利の呪縛から逃れられない南風原は3トップで臨み、後半に明星のミドルで先制。初勝利の期待が膨らんだが高城に同点ゴールを許し潰えた。

WOM:該当なし


春日、再始動か。1点を守り逃げ切る

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2試合の引き分けを挟み、そろそろ小休止のイメージもある春日、ホームでいわきを迎え撃つ。前半は五分五分の展開ながら後半、右に流れた難波のクロスを新井が押し込んで春日が先制、そのまま1点を守り切った。

WOM:新井(春日)
得点王を独走する6ゴール目でチームに2試合ぶりの勝利をもたらした。



福井、絶賛首位追走中。竜崎のヘッドで決める

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開幕前は似たような評価の両チームながら、ここまでの結果を見るとやや開きがあると言わざるを得ないところで、上位に食らいつくにはどちらも落とせない一戦。
開始15分、左に流れた藤倉のクロスを竜崎が伸び上がりながらヘッド、これがファーサイドにぴたりと収まって福井先制。こうなると後は守り上手福井のペースで、相手にボールを持たせながらも危ない局面はほぼ作らせず試合をクローズ。試合巧者なところを見せた。

WOM:藤倉(福井)
この日はシャドーのお手本と言うべき出来。よく動いてチャンスを作りアシストも決めた。


首位の貫録。滝沢、新井の一人旅に待ったをかける

試合結果はこちら

ここしばらく勝てていない熊本、芝村を前線で起用する形を続けていたがこの日はその芝村がベンチスタート。首位札幌に対して麻生がどこまで通用するかが焦点となる。
試合の方は前半34分、リピンスキーの浮きスルーから滝沢が胸トラップ一発でDFをかわし、そのまま蹴り込んで札幌先制。熊本もボールはよく廻っていたが決定機を作り切れず、終了間際には田中のシュートの零れをまたも滝沢に決められ止めを刺された。

WOM:滝沢(札幌)
2回目のドゥッピエッタ、得点王に迫る活躍で首位キープに貢献した。


順位表(第9節終了時)

順位 チーム 勝点 得点 失点 得失差
1 SNA 16 4 4 1 10 4 6
2 FGR 14 3 5 1 7 4 3
3 DGG 11 3 2 4 4 7 -3
4 MTS 10 2 4 3 4 5 -1
5 IGZ 10 2 4 3 4 7 -3
6 SSS 8 7 2 0 13 4 9
7 KSF 6 1 3 5 2 7 -5
8 HSS 4 0 4 5 1 7 -6
 


(拾)
Posted by Akira Hirota - 2009.06.09,Tue
熊本、雨中に光明見えず。田園調布は連敗を3でストップ

試合結果はこちら

開幕初戦を勝った後3分け3敗と勝ちなしの熊本、芝村を前線に据えたが前節も勝ち切れず。やはり芝村を前線近い位置に据えてゴールを目指す。田園調布も3連敗中と元気がなく、キーロフ・高城のツートップにすべてを託す。
雨の中で始まった試合はアウェー田園調布が押す展開で、前半30分にセットプレーから高城が決めた1点を守り切った。

WOM:高宮祥子(田園調布)
セカンドボールは拾い、突破は寄せて潰す。安定したプレーでバイタルを守り、安田の攻めを支えた。



春日、二回休み。松本はゲームプラン通りの「快勝」

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前節引き分けて6連勝で止まった春日。春日、豊田代表組の帰還でチームに勢いをつけられるか。一方松本は序盤の躓きを取り返して中位から上位に手が届く位置に。前回対戦では破れているが今度はホーム、藤沢(優)の覚醒は続くか?
試合の方は両サイドを圧してSSSが攻め立てたがフィニッシュを決め切れずスコアレスドロー。守備に徹した松本が前回の福井を参考にキッチリ守り切った。


WOM:該当なし



札幌、足踏み。いわきは連続無敗を6に伸ばす

試合結果はこちら

札幌はここまでわずか1敗、安定した試合運びと滝沢、左京をはじめFWの得点力でリーグ2位の攻撃力を誇り、下から「隠れ首位」こと春日が迫る前に一つでも多く勝ち点を積み上げておきたい。一方いわきは開幕2戦をいずれも3失点と不安を見せたがその後2勝3分けと調子を取り戻し、こちらも上位に追いすがりたい。
試合の方は一進一退、いわきのアンカーを務めた初出場鈴木がよく守ってスコアレスドロー。

WOM:鈴木めぐみ(いわき)
定位置がDFながらスクランブルでアンカーに。DFらしい目の配りと素早いアプローチで守備に貢献、札幌の攻めを遮断した。


南風原、支配すれど虚し。福井ゲームプラン通りに快勝

試合結果はこちら

第1クールを未勝利、無得点で折り返してしまった南風原。ただ展開自体は3トップで攻める形が出来ており、あとは得点か。今節は上遠野、長島、神楽と好調の3人を組み合わせた3トップ。福井は下馬評に反して2位の大躍進、これを予想できなかった評論家たちの鼻を明かすためにもさらに勝って首位を狙う。
試合は開始15分に浅井と猪名川の縦のポジションチェンジから作ったギャップを上手く突いて福井が先制、猪名川は後半にもループ気味のミドルを決めてドゥッピエッタ、福井が勝利した。

WOM:猪名川由宇(福井)
浅井との連携で獲った1点目、キーパーの位置を見極めた2点目と頭脳プレーが光った。


(拾)



Posted by Akira Hirota - 2009.05.27,Wed

全勝街道驀進中「春日特急」、ホームにて急停車。システム変更が仇に

試合結果はこちら

ここまで全勝と波に乗る春日、第1クール最後の試合はホームだが春日、豊田を代表戦で欠き、秋穂も負傷、新井は疲労からかコンディション不良というスクランブル。絶好調の犬塚を生かすべくダイヤの4-4-2に組み替えた。一方福井はここまで地味な結果ながら堅守をベースに勝ち点を拾うスタイルが奏功しており2位をキープしている。
試合の方は春日のサイド攻撃が不発となり、中盤で押し合う展開で試合が動いたのは前半終了間際。春日ゴール前に切り込んだ藤倉の突破は止められ、潮崎がこれをクリアしようとしたが連携ミス、藤倉の真正面に。すかさず放ったシュートに鞠川も反応できず福井先制。しかしそのすぐ後、右を突破した加藤のクロスを犬塚が頭で合わせて同点、試合は振り出しに。後半も一進一退でスコアは動かずドローとなった。
春日は主力不在をその理由にするのは簡単だが、システム変更は結果として失敗。サイドの裏を高い位置で突く動きがほとんどなく、押し合う展開に持ち込まれた。寿、谷を両翼に配する選択はあったはず。
福井は身の丈に合ったサッカーを志向し、それをキッチリとやり遂げた。ミスから失点に繋がった春日とは好対照だったが、得点後を凌げず勝ち点3を逃した。


WOM:藤倉桃子(福井)
前線からチェイスして福井の堅守に貢献。今日は守備のみならずワンチャンスを逃さず先制点を挙げた。



光明か、停滞か。南風原首位札幌に分ける

試合結果はこちら

首位札幌、ホームで最下位無得点の南風原を迎えるとあってここは手堅く勝っておきたいところ。南風原は前線のテコ入れに感触を得たか、3トップを継続。今回は上遠野、織田桐、飯山と調子の良い選手を組み合わせて来た。
試合の方は南風原の3トップが終始機能し、札幌をよく追い詰めたが決め手を欠く。結局お互い無得点でスコアレスドローとなった。
札幌はチームリーダー催馬楽の不在が影を落としたか。DFでありながら足元も上手い催馬楽がいないため、DFラインからのビルドアップは上手くいかなかった。
南風原は織田桐の動きがよく、スペースを突いたり中へ切れ込んだりと縦横無尽によく動いていたが、あとはシュートを決めたい。

WOM:該当なし



芝村、前線では輝かず。いわき接戦を制す

試合結果はこちら

いわきはまたも宮村不在、戸塚を一列上げて代役を任せる。戸塚が構えていたアンカーにはDF登録の千歳を抜擢。開幕戦を勝利した後5試合勝ちのない熊本は前線のテコ入れを図り、芝村をFWに起用した。
試合の方は前半終了間際、春日野の雑なボール扱いを桑原が咎めてボールを奪取、そのまま突破してシュート。一度は五条が防いだがリフレクションを詰めた柴田が流し込んでいわき先制。そのまま押し切っていわきが勝利した。

WOM:千歳さとみ(いわき)
いわき最大の懸案事項であるアンカーをこなし、攻守のスイッチャーとしてよく働いた。


藤沢優、ここにあり。松本3試合ぶりの勝利

試合結果はこちら

田園調布はキーロフ、高城を欠き前線には伊集院と中山の組み合わせにトップ下鹿島が上手く絡んでゴールを目指す。松本はエース不在が叫ばれて久しいが、今回は藤沢(優)と泉(世)のコンビ。
試合の方は藤沢(優)の独り舞台。25分、エリア内まで切り込んだ相本(美)のラストパスを押し込んで、さらに3分後には左を抜けた葵(奈)のクロスに飛び込んで2点を挙げ試合を決定づけた。

WOM:藤沢優(松本)
松本にエースストライカー誕生か。ドゥッピエッタの活躍で文句なし。


順位表(第7節終了時)

順位 チーム 勝点 得点 失点 得失差
1 SNA 12 3 3 1 8 4 4
2 MTS 9 2 3 2 4 4 0
3 IGZ 9 2 3 2 4 6 -2
4 FGR 8 1 5 1 4 4 0
5 DGG 7 2 1 4 2 6 -4
6 KSF 6 1 3 3 2 4 -2
7 SSS 4 6 1 0 12 4 8
8 HSS 3 0 3 4 0 4 -4


(拾)
Posted by Akira Hirota - 2009.05.20,Wed


宮村、今日はカードを貰わず。いわき、松本は0-0

試合結果はこちら

ひところの苦境を脱したいわき、怪我明けで万全の宮村を擁して松本との中位争いに臨む。松本は怪我人が多いが、勢い重視の「妹コンビ」ブレイクなるか。
松本は綾小路(美)にボールを集めたがフィニッシュに精度を欠く。一方いわきはFWにボールが収まらず厳しい展開に。お互い精度と集中を欠いてスコアレスドローとなったが、けが人だらけでありながら負けずに済んだ松本がやや儲けた試合というべきか。

WOM:該当なし


遅れて来た春日、勝ち点プラスへ。ワイルドの一撃で勝ち越し

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ここまで5連勝の春日だが、この日は代表合宿で豊田、春日を欠きメンバーの構成は微妙。2位をキープして首位を伺うためにも、田園調布としてはこのホームゲームは落とせない。
試合の方は前半無得点でお互い折り返し、後半も決め手のないまま時間が流れたがゴール前の混戦からワイルドが押し込んでこれが決勝点。

WOM:キャシィ・ワイルド(SSS)
ストレスの溜まる展開の中、ワンチャンスを決めて勝利に貢献した。


トンネル、未だ長し。南風原連敗は止めるもスコアレスドロー

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カップ戦は決勝進出を果たし、期待を浴びていたがリーグ戦に入ってみれば無得点未勝利、さらに4連敗中と底を打った感のある南風原。前線に人数を掛ける3トップで打開を図る。対するKSFもしばらく勝利から遠ざかっており、先行する札幌を捕まえるにはここは落とせない。
南風原は舞木を加えた3トップがあまり機能したとは言い難く、シュートにはあまり至れない。反して熊本はよく前線にボールを集めフィニッシュには至ったが、後ろからの押し上げが乏しく攻撃は単調になり、有効な攻撃を加えたとは言い辛く、スコアレスドローはある意味妥当な結果だろう。

WOM:該当なし


白熱の首位攻防は痛み分け、点を取り合ってドロー

試合結果はこちら

ここまで登録されているFWの殆どが得点を挙げ、攻撃陣が好調の首位札幌にチームを上げての守備で2位につける福井と好対照のカード。
先手を取ったのは意外にも福井。好調の常盤が左を抜けてクロス、これを竜崎が頭で繋ぎ、ポンドが左足でダイレクトボレー。これが鮮やかに決まって先制。だが前半終了間際、深山のクロス処理が後ろへこぼれたところを見逃さず田中がダッシュ、角度のないニアをブチ抜いて同点に。
この日の札幌はパスもよく廻りボールは繋がっているが、それゆえにか仕掛ける意思が希薄でシュートは田中の一本のみだったが、それで負けずに済んだのをどう捉えるか。

WOM:セシル・ポンド(FGR)
竜崎が繋いだクロスをすかさず打ち込み、センスの非凡なところを見せた。


順位表(第6節終了時)

順位 チーム 勝点 得点 失点 得失差
1 SNA 11 3 2 1 8 4 4
2 FGR 7 1 4 1 3 3 0
3 DGG 7 2 1 3 2 4 -2
4 KSF 6 1 3 2 2 3 -1
5 MTS 6 1 3 2 2 4 -2
6 IGZ 6 1 3 2 3 6 -3
7 SSS 3 6 0 0 11 3 8
8 HSS 2 0 2 4 0 4 -4
 
 

(拾)
Posted by Akira Hirota - 2009.05.12,Tue

福井といわき、双方主力と決定力とを欠くスコアレス

試合結果はこちら

疲労が見えてくることもあって福井は青野、若林を、いわきは宮村、桑原を欠く難しい試合となった。
ボールがより回ったのはいわきだったが決定機の質としては福井の方が勝っていた印象。結局双方とも最後まで決め手を欠いた。

WOM:該当なし



勝てない南風原、負けない春日。勢いの差がそのままに

試合結果はこちら

南風原は開幕を引き分けた後4連敗、得点が取れていない南風原は神楽と柿崎のツートップ、柿崎のポストから神楽のスピードでDF裏へ抜け出す形をどれだけ作れるかが勝負。
試合は春日のペースで進んだが、いつもほどサイドを活用できず時間は流れ、スコアレスドローも見えた後半38分、秋穂の折り返しを途中投入の嵐崎が左足で決めて春日が土壇場で寄り切った。
南風原はここまで流れが悪いとフォーメーションの組み直しも検討すべきかもしれない。点が取れない攻撃陣か、失点を許し続ける守備陣か、どちらを重視するか。

WOM:嵐崎円(春日)
初ゴールは途中投入の決勝点。ここ一番で大仕事をした。


省エネで堅首。札幌、首位攻防を制す

試合結果はこちら

首位攻防のカードとなった一戦、札幌は桜町、猪飼をベンチからも外したオーダー。対する田園調布はほぼベストオーダーで有利不利の判断が難しいところ。
試合は前半16分、左京のヘッドで札幌が先制すると前半終了間際にもセットプレーから滝沢が押し込んで加点。2本の枠内シュートをすべて得点に結びつけた札幌が首位をキープした。
札幌は猪飼の代役に里中を起用、こと展開力に関して言えば里中の能力は高いが、守備的MFとしてはやや不足。バイタルを使われるケースが散見した。
田園調布はゲームを作りボールも回ってはいたがフィニッシュの精度と意思を欠いた。

WOM:左京葉野香(札幌)
主力と看做されていなかったが、出場試合のすべてでゴールを決める活躍。この日も先制点を挙げ存在感を浮き彫りにした。


攻め立てるも勝ち切れず。熊本足踏み

試合結果はこちら

疲労とコンディション不良で芝村をベンチから外した熊本、それでも松本を圧倒して攻め立てたが最後までゴールを割ることはできずスコアレスドローに。松本にとってはゲームプラン通りといったところだろう。

WOM:該当なし


順位 チーム 勝点 得点 失点 得失差
1 SNA 10 3 1 1 7 3 4
2 DGG 7 2 1 2 2 3 -1
3 FGR 6 1 3 1 2 2 0
4 KSF 5 1 2 2 2 3 -1
5 MTS 5 1 2 2 2 4 -2
6 IGZ 5 1 2 2 3 6 -3
7 HSS 1 0 1 4 0 4 -4
8 SSS 0 5 0 0 10 3 7

 
(拾)
 
Posted by Akira Hirota - 2009.05.04,Mon


ダービー熾烈なり。最後は劇的な幕切れ

試合結果はこちら

かつては大分と春日で戦われた「九州ダービー」。チャレンジリーグでその名に値するカードは春日と熊本のこの一戦、勢いにはやや開きがあるものの何せ「ダービー」。実力や勢いとは関係ない「何か」が試合を左右する展開は十分以上にあるだろう。
ホーム春日が初めは押し込んだが点が取れないまま時間は流れ先手は熊本で前半33分。右を抜けた佐倉のクロスに芝村が跳んだがこれが囮、フリーで飛び込んだ久志原が頭で決める。この後試合は膠着し、後半になると春日も4トップにして攻め立てたが得点の匂いは漂わなかったが後半37分。左を抜けた途中投入寿へ浮かすパス、ダイレクトで寿が合わせるがGKに阻まれ、リフレクションをワイルドが押し込んで同点。さらに5分後、またも左を抜けた寿からのクロスをやはり途中投入の新井が頭で決めて逆転、痺れる展開で春日がダービーを制した。
春日は2試合連続の逆転劇、というと聞こえはいいが先手を取られ続けている。基本押す展開が多いだけに守備が脆い印象が強い。失点パターンもサイドからのクロスに付き切れず、というのが続いていてこれは改善点。
熊本は先手を取ったまでは良かったが、後半で受けに回り過ぎたか。田代を投入して勝ち切れなかったのは地味に痛い。

WOM:寿美幸(SSS)
出場は少なくとも出た時に大仕事をやってのける存在感は健在。この日も二点に絡んだ。



首位福井、早くも陥落。田園調布一点を死守

試合結果はこちら

首位に立ったが満身創痍の福井、ホームを追い風に何とか乗り切りたいが田園調布も万全とは言い難い。長いリーグ戦の醍醐味がここに凝縮される。
試合の方は前半36分、エリア内に横から切り込んだ鹿島のショートクロスを伊集院が頭で押し込み、この一点を守り切って田園調布が勝利、開幕前の下馬評を覆して二位へと躍進を遂げた。
福井は主力の悉くを疲労とコンディション不良とで欠き苦しい展開となった。主力を休ませながら、というのが理想的な戦い方になるが、戦力が落ちては意味のないところで舵取りの腕を問われるところ。
田園調布はコンディションのいい選手を優先して使い、その結果として絶好調の鹿島から得点が生まれており采配が当たった。ただ、誰が出ても均質というのは裏を返せば突出した個人がいないということでもあり、組織的な部分をより詰めていく必要があるだろう。


WOM:鹿島静花(DGG)
トップ下からよく動き、パスを効果的に捌いてチャンスメーク。「トップ下」に留まらない働きでアシストを記録。


滝沢不在の影、なし。札幌首位奪取

試合結果はこちら

松本、札幌双方ともやりくりの大変な中だったが、滝沢の代役をこなしたのが左京。後半早々、春野の折り返しをファーサイドから押し込んで決勝点。札幌が首位に立った。
松本は選手層の薄さが露呈した形。陣形も含めて再構築を考える必要があるかもしれない。パスは繋がるが切り込む意識が低いように見えるのは自信が持てないせいか。
札幌は滝沢不在のこの試合を勝ち切ったのは大きい。あとはターンオーバーも含めてディフェンスラインを上手く廻したい。

WOM:春野(SNA)
よく動いてサイドを制圧。アシストは札幌に首位を呼び込んだ。



勝利への渇望が渦巻く乱戦、いわきが制してリーグ戦初勝利

試合結果はこちら

お互いにリーグ戦未勝利同士の対戦とあってモチベーションが高く、開始早々から意地のぶつかり合いとなる。ただその意地がラフプレーとなり、開始15分を待たずして負傷交代とイエローを双方出しているのは決して褒められることではない。
試合は前半膠着したが、後半に森次のクロスを三越の左足が一閃して決勝点、いわきは初勝利を挙げた。
いわきは勝ったが、宮村が出場試合すべてでイエローカードという珍記録更新中。メンタル面での課題が大きく気性が今一つの部分を露呈、その高パフォーマンスをチームに上手く融合させられるか。
南風原は未だ得点も挙げられておらず、守備を主体のチームカラーで推し進めるべきか。両サイドバックは能力が高いものの控えがいないこともあって、基本的な陣形も一考の余地はある。

WOM:三越さくら(IGZ)
桑原の影に隠れがちだったいわき攻撃陣に一筋の光明、左足ボレーは今季初勝利をもたらした。



チャレンジリーグ順位表(第4節終了時)

 

順位 チーム 勝点 得点 失点 得失差
1 SNA 7 2 1 1 5 3 2
2 DGG 7 2 1 1 2 1 1
3 FGR 5 1 2 1 2 2 0
4 KSF 4 1 1 2 2 3 -1
5 MTS 4 1 1 2 2 4 -2
6 IGZ 4 1 1 2 3 6 -3
7 HSS 1 0 1 3 0 3 -3
8 SSS -3 4 0 0 9 3 6


Posted by Akira Hirota - 2009.04.27,Mon


「最強の最下位」、牙城揺るがず。春日逆転で3連勝

試合結果はこちら

・マイナス勝ち点のスタートながらここまで連勝、先の試合では新井がハットトリックを決めるなど波に乗る春日を札幌が迎え撃つ。そろそろ連戦の疲労を考慮すべきタイミングでもあるが札幌はほぼベストメンバーで臨む。
先手を取ったのはホーム札幌。25分、右を上がった鈴鹿のクロスは誰にも合わずファーに流れたが、これに北野がいち早く追いついて間髪容れず再度クロス。左右に振られた春日守備陣は対処が遅れ、ほぼフリーの茜木が頭でゴール中央に決める。ところが後半開始早々、中央から新井がDFを引きつけて掬いあげたクロスに伊藤が反応、頭で流し込んで春日同点に。さらに後半22分には中央を切り込んだ牧原がループ気味に放ったシュートが左サイドネットに収まって春日逆転、アウェー戦をものにした。
札幌は先制したが後半早々の失点でゲームプランが狂い、その後サイド攻撃に対応したところを切り込まれ逆転を喫している。後半開始時に集中できていればまだ違った展開はあったはず。
春日は打たれたシュートに比して失点が多い。今回の失点もDFのケアが遅れてのもので、クロスを武器としているがそれへの対応ができていると言い難いのは修正点。

WOM:新井聖美(SSS)
ポストワークを上手くこなし、同点の呼び水になった。


熊本、小兵伊東の「高さ」に屈する。福井首位へ

試合結果はこちら

・下馬評では熊本圧倒有利、の声も囁かれるが福井もここまで守備をベースにキッチリとチームを作り上げており、ここまでリーグ戦を2分けだが負けなしと注目のカード。
先制したのは福井で17分、竜崎のシュートはブロックされて高く跳ね上がり、伊東が反応。神谷が競ろうとしたがタイミングと目測を誤り、伊東はフリーでヘッド、これが決まる。追う展開の熊本、負傷の田辺に代えて投入した鳥飼のミドルはポストを叩くなど不運にも見舞われ、福井が守り切って首位に立った。
福井はこれで今季初勝利、同時に首位。身の丈を弁えた守備優先のチーム作りが今のところは上手くはまっており、大崩れしないようなら十分上位を伺える状態。あとは得点力が欲しいところ。
熊本は個々の能力だけならリーグでも1,2を争うが、今回の失点に見られるような些細なミスが命取りになっている。

WOM:伊東小麦(FGR)
得点自体は目測ミスによる要因の方が大きいが、競りに行かなければそのミスさえ生まれてはいない。高くない身長でも跳び付いた勇気を讃えたい。



救世主現る。松本、嬉しいリーグ参入初勝利

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・カップ戦では準優勝に輝いたもののリーグ戦では未だ勝ちなしの南風原、ホーム戦で勝利を飾りたい。だが対戦相手の松本はカップ戦でさえ勝ってはおらず、勝利への執念ということならば上回るはずだがどうか。
試合の方は24分、右に張った織倉(香)のクロスを朝倉(街)が押し込み、この一点を守り切って福井がアウェーの地でカップ戦をも通じて初勝利を挙げた。
南風原はこれで3試合無得点と攻撃陣に大ナタが必要か。守備はそこそこ頑張っているだけに奮起が望まれる。
福井は織倉(香)がこのところ好調、攻守にチームを牽引していい結果が出ている。あとはやはり決定力か。

WOM:朝倉(街)
渾身のヘッドがチームに初勝利をもたらした。


禍福は糾える縄の如きに、いわき無失点もドロー

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・先の試合で初勝利を挙げた田園調布、ホームでここまで2試合連続3失点のいわきを迎える。上手く叩いて波に乗れるか?いわきは宮村が出場停止に戸塚が不調と攻撃陣にスクランブル、DFの瑞雲を中盤中央に据えまずは守備の立て直し優先か。
試合の方はお互いに決め手を欠きスコアレスドローという結果に終わった。
いわきは宮村、戸塚の不在が不安視されたが千歳、瑞雲が予想を上回る活躍。今後の中盤の構成に一考の余地がありそうだ。

WOM:該当なし


第3節終了時順位表

 

    勝点 得点 失点 得失差
1 FGR 5 1 2 0 2 1 1
2 SNA 4 1 1 1 4 3 1
3 DGG 4 1 1 1 1 1 0
3 KSF 4 1 1 1 1 1 0
5 HSS 2 0 2 1 0 1 -1
6 MTS 2 0 2 1 1 3 -2
7 IGZ 1 0 1 2 2 6 -4
8 SSS -6 3 0 0 7 2 5
 


 
Posted by Akira Hirota - 2009.04.19,Sun

開始4分、鮮烈なるナカヤマ。田園調布1点を守り切る

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先の試合では勝ち切れなかった南風原だが、ホーム開幕、しかも勝ち慣れていない田園調布とあって上手く勢いをつけたい。一方開幕から無得点、未勝利の田園調布だがアウェー開催、しかも相手はチャレンジカップでは準優勝の南風原とあって厳しい戦いとなるか。田園調布はカップ戦から続く未勝利にシステム変更、3-5-2で臨む。
試合は予想外の展開、開始早々にホーム南風原の攻撃を一度凌いで田園調布はカウンター。キーロフが右に流れてクロス、これを高城がヘッド。見和が横っ跳びして弾いたが、さらに頭から飛び込んだ中山には対応しきれず田園調布が待望の先制点。南風原は前半22分柿崎のミドルは枠の外、前半35分上遠野のヘッドはキーパー正面。後半39分、上遠野渾身のシュートはバンクに弾かれ万事休す。南風原は痛い星を落とした。
南風原は開始直後の失点でリズムに乗り損ね、「追う立場」でのバタつきが展開を雑にしてしまった。後半には審判によっては決定機阻止のレッドになりかねないようなファウルもあり、メンタル面、ひいてはピッチ上でのキャプテンシーを持つ選手が必要。
田園調布はツートップにしたことでキーロフがサイドに流れても前線に起点を作りやすくなり、それが先制点に繋がり、絶好調の中山を迷わず起用したことも奏功した。キーロフの怪我は気にかかる。

WOM:中山玲子(DGG)
先発起用に応え、先制点と間断ないチェイスでチームに勝利をもたらした。


勝利への渇望、相譲らず。松本と福井の一戦はドロー

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お互いにカップ戦から未勝利とあって勝ちたい一戦、モチベーションは双方高い。松本は相本4姉妹をスタメン起用、4姉妹の連携に託す。
中盤での押し合いから前半21分、松本の織倉(真)が入れたクロスから綾小路(美)のヘッドをGK篠原がビッグセーブ、すかさず福井のカウンター。手早く前線まで運びエリア近辺で猪名川と竜崎のワンツーがきれいに決まり、抜け出した猪名川のコントロールしたトゥシュートがネットに収まり福井先制。こうなると守備的に進める福井の逃げ切りパターンなのだが、この日は松本の執念が光る。後半始まってすぐ、ボールを奪った葵(奈)が左サイドを独走、エリア外からのクロスを綾小路(美)がヘッド、これはブロックされたがこの零れにいち早く脚先から詰めた織倉(香)のシュートが決まって松本が追いつく。この後もお互い勝利を目指して攻め合ったがとうとうゴールはなくドローで終了。

WOM:織倉香奈(MTS)
誰もが動きを止めたその一瞬に骨惜しみせず詰める同点ゴール。劣勢だったチームに勢いを与え、怒涛の大攻勢を導いた。


爆撃機、いわきに襲来。新井ハット

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実力は評価されながら躓き、ホーム開幕で取り返したいいわきはほぼベストメンバーを投入。三越のスピードと桑原の決定力を上手く融合させられるか。春日は順位として最下位ながら、ここまでサイドを突いて折り返すパターンを固めて勝ってきているが、今回その原動力だった前線両サイドを春日、谷の組み合わせに代えており、これがどう出るか。並木の穴には秋穂を配置、これにも注目。
試合の方は前半14分、中に切れ込んだ谷がエリア付近で森次と交錯、零れたボールが新井の足元に。反転から直接決めて春日先制。ところがいわきは直後、エリア内でドリブルする桑原が後ろから加藤のチャージを受け、得たPKを決めてすかさず追いつく。一進一退の攻防だが22分、オーバーラップした秋穂のスルーパスを新井がダイレクトでアウトに掛けるシュート、右サイドネットに収まって春日がもう一度突き放す。前半終了直後にはCKから頭で決めて新井がハットトリックを完成、試合も春日がそのまま押し切った。
いわきは終わってみるとまたも3失点、守備に何らかの梃入れを考える必要がありそうだ。PK込みとはいえ桑原が連続で得点を挙げており、失点を減らしたい。

WOM:新井聖美(SSS)
ハットトリックは文句なし。2点目は同点に追いつかれた直後、3点目は前半終了直前と得点が欲しい時間帯でゴールを挙げ、エースと呼ぶに相応しい働きだった。



首位攻防は痛み分け。熊本と札幌はドロー

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やや気が早いながら首位攻防、組み合わせ的にも納得のメンツとあって期待の一戦。熊本は久志原に代えて壬生屋をトップに起用、札幌は不調ながら滝沢をそのまま起用と対応は分かれたが結果は如何に。
試合はお互いに手探りのスタートだったが、熊本は15分にCKのリフレクションから矢加部のミドル、札幌は30分に茜木のダイレクトボレーを見せるがどちらもGKに阻まれ決定機は実らず。結局この後もゴールは割れずスコアレスドローとなった。
熊本は佐倉負傷によるスクランブルではあるが、芝村を右ハーフに下げて麻生をトップ下に配する形に。結果として右サイドで芝村のキープ力を生かしてタメを作り、前に出る意識が高い麻生の飛び出しを促すという好循環を導いており、面白いオプションを入手した。
札幌も同じように原田負傷のスクランブルで桜井を低い位置で起用。高いテクニックを持つ桜井はキレに乏しいが捕まらない突破を度々成功させており、これも一つのオプションとして捉えれば双方とも勝ち点以外の収穫があった一戦といえるだろうか。

WOM:該当なし


(拾)
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